2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人工内耳手術後の気持ち

術後3日目の心境を記しておきたい。まだ音入れをしていないこともあるが、補聴器で左の耳から音を聞いていた経験があるので、難聴者としてのアイデンティティとしては変わらないと思う。ろう者グループに国連障害者権利条約の話をするが、それでもろう者と…

人工内耳埋め込み手術 3日目

11月16日 三日目の朝を迎えた。 2時に目が覚める。4時までメールする 7時過ぎに地下まで新聞を買いに行く。手術後の初めての遠出になる。 しばらく歩いていないので脚が弱っていて息切れがする。努めて歩かないと。 髭を剃った後寝る。 8時に食事が来たが8時…

人工内耳埋め込み手術 2日目

11月15日 4時頃、ベッドに寝ている背中が痛くて目が覚める。 ナースコールでベッドを平らにしてもらう。 トイレに行きたいというと尿管が差してあるので駄目と。 痛み止めの座薬を入れてもらった。6時起床で起こされ血圧を測る。37.1度ある。 酸素マスクを取…

人工内耳の埋め込み手術 当日

11月14日13時 手術室に入る。 麻酔課医と耳鼻科の執刀医が来て気分はどうか聞かれる。流石に、いよいよとと思う。 段々眠くなりますと言われて、まだ眠くならない、あ、眠くなってきましたと言った後は記憶がない。13時30分から手術が始まり、電極が入れられ…

テレビ朝日で「難聴」問題が放送

テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」で、17時過ぎから 「気づかない“難聴”70代では3人にひとり…耳の“老化”に要注意、脳に原因がある場合も」 が放送された。9月のNHKに続いて、こうした「難聴問題」の番組が放送されたのは大変良いことだ。 番組では、年齢…

ナースコールと字幕放送のテレビ

今日は手術の日だ。 朝5時から、ワープロを叩いている。週末に障害者の権利条約について初めて講義をする 入院前に仕上げたかったが出来なかった。 世界の障害者運動が総力をあげて成果を注ぎ込んだので、その考えを理解し、整理するだけで大変だ。 多面的な…

人工内耳を埋め込む手術は終りました

2007年11月14日午後1時30分から、人工内耳の埋め込む手術が終りました。手術台で横になった時ライトの数が7個と4個が1つづつとか数えていました。麻酔医がマスク越しに話されるので、「マスクで言われていることが分かりません、看護師さんか誰かがもう一度…

今日の人工内耳の説明で

病室に入ったあと、医師が人工内耳の術前説明に来た。承諾書に署名するためだ。改めて説明を聞くと初めて分かったこともあった。人工内耳のアンプ部分全体を頭蓋骨にはめ込むのかと思っていたが、直径18ミリ、厚さ3ミリ位の部分がはまるように削るだけことと…

病室のテレビで字幕放送

今日は入院の日だ。朝10時過ぎに病室に入り、看護師にいろいろ説明を受けていた。字幕を作る人がいるとか何かの話でテレビの字幕の話になった。実は、字幕を見るアダプタんを持って来たので手術後にお願いしようかと思っていたというとどうぞどうぞという。…

この難聴者に誇りと勇気を!

近畿地域の人口9万5千人の小さな市の難聴者協会支部と地域の要約筆記サークルが結成15周年と20周年を向かえた。 サークルが先に生まれて、各専門部長もいる30人の大きな組織になった。支部はサークルから分かれて7人から十数人に増えた。 祝宴の席で寂しそう…

補聴器店の顧客対応

補聴器の具合の確認に、しばらく振りに補聴器店に行ってみた。補聴器の修理を待っている間はファストフード店のような番号札を机に置いてくれたのは良かった。 呼ばれるを待つというのは難聴者は一番神経を使うからだ。 他の来店者の対応を見ると筆談ボード…

マルチメディアデイジー講演会の案内です

全国視覚障害者情報提供施設協会から、デイジーに関する講演会の案内があった。聴覚障害者にとっても、デイジーは有効なメディアだがその機能は十分に知られていない。文章を音声で読みあげる際に、どこを読んでいるか、カラオケの字幕のようにハイライト出…

精神医学会の重鎮と難聴者施策の総合化

精神医学界の重鎮と言われた秋元波留夫先生が2007年4月25日に逝去した。お目にかかっていないと思うが、てんかん施策の確立に尽力された方だ。追悼文に以下のような記述があった。 「協会では先生を委員長とした『てんかん総合対策の樹立に関する研究委員会…

年寄りのケータイ

ラビット「今日は雨降るかなあ」おばあちゃん「遅い時間に降るって」ラビット「傘どうしようかなあ」おばあちゃん「ケータイ持っていく?」ラビット「いや持っているよ、この傘を持って行こう」おばあちゃん「ホラ」年寄りのケータイ=折り畳み傘おばあちゃん…

補聴器と人工内耳のデュアル装用へ 

いま使っているデジタル補聴器は明らかに故障している。 写真にある小さいボリュウムに触れると音が急変する。 このことが明確に分かったのが人工内耳の手術を1週間前に控えた昨日だ。 補聴器の音が段々小さくなって、あれ電池が切れたのかと思って思って補…

ドロップアウトを水際で救うメンター制度(3)

欄外 高校アカデミーについて カリフォルニア州には現在約200の高校内アカデミーがある。産学共同を実践することから、パートナーシップ・アカデミーともいう。60年代末フィラデルフィア(ペンシルバニア州)に起こり、カ州では80年初めに誕生。地域産業と提携…

ドロップアウトを水際で救うメンター制度(2)

>ドロップアウトを水際で救うメンター制度 > > これが教育雑誌に掲載されたときの本当のタイトルです。ラビット 記 - 「メンタープログラムでは、まず学期の初めに、どんな社会人にメンター(先輩)になってもらいたいか、生徒に希望を書かせ、その後約一ヶ月…

ドロップアウトを水際で救うメンター制度(1)

サンフランシスコの風さんが日本の教育雑誌に投稿した記事を本人と編集者の了解を得たので、紹介する。> これが教育雑誌に掲載されたときの本当のタイトルです。「ドロップアウトを水際で救うメンター制度」 「教職課程」(協同出版、2003年)より ラビット 記…

JDFセミナー「障害者権利条約と国内法整備」教育と労働問題

日本障害フォーラムJDFが教育と労働問題を中心に、障害者権利条約と国内法整備を考えるセミナーを開催する。 政府の署名以降初めてのセミナーになる。 厚生労働省の障害者雇用対策担当課長、文部科学省の特別支援教育担当課長が参加するようだが、難聴者にと…

障害者の権利条約とメンター

障害者の権利条約のメンタリングに関する部分を伝えたところ、早速サンフランシスコの風さんから、メールがあった。 アメリカのメンター制度の充実さを知り、日本でも難聴者に対するメンタリングを始め、制度化したいと思うようになった。 相談支援員が対象…

人工内耳とメンターについて

サンフランシスコの風様早速、メールをありがとうございました。 手術する日は11月○日です。その3日後には会議があり、その翌日はセミナーで講義がありますが、医者に聞くと耳の上に絆創膏を貼っておくから大丈夫というくらいです。ドナさんとマルシアさ…

日能研・小4の試験問題に「手話」が  

Aさんから。日能研によれば、手話が子どもたちが日常的に触れる言葉になっているそうだ。ラビット 記 ………………………………… ラビットさんへラビットさん、10/16のブログに、「日能研・小3に『ユニバーサルデザイン』」っていうの、書いたよね。私も、10月末、山手…

東京都の要約筆記者派遣事業の継続・拡充について

東京都中途失聴・難聴者協会は、要約筆記者派遣事業の継続・拡充について、都議会に陳情書を提出し、都議会各政党に要望書を渡して、説明に回っている。 10月31日都議会議会局議事部議案法制課へ グループ派遣についての陳情書を提出し受理された。 委員…

人工内耳の全身麻酔の説明ビデオ

手術前の全身麻酔の説明を受けてきた。 事前の説明がちょっと不十分で不安に感じていた。 漢字がいっぱいの説明書は高齢者には読みにくいし、理解しにくいので、このドラマ仕立てのDVDは役に立つ。DVDの画面は構成も良くきれいだった。字幕スーパーが部分的…

「FNNレインボー発・あすの天気」の字幕中断について

10月30日、フジテレビ字幕放送の担当の方から、「FNNレインボー発・あすの天気」の字幕放送がなかったことについて、ご説明のメールがあった。 生放送の字幕放送の字幕制作に付いては、いろいろな困難があることが分かった。 今後、生放送が字幕放送付加…

海外では、ハイブリッド人工内耳が臨床試験中。

海外では、ハイブリッド人工内耳が話題になっているようだ。 人工内耳で高音域を電気的に伝え、補聴器で低音域を音響的に伝える仕組みのようだ。資料などによると、蝸牛のラセン形の手前が高音域を奥が低音域を担うが普通の人工内耳の電極より短い10ミリくら…

「全米オープンゴルフ」と「全米女子ゴルフ」の生中継に字幕放送

テレビ朝日が初めて、「全米・全米女子ゴルフ」の生中継に字幕放送を実施した。 http://www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=11454 説明を読むと、難聴者や高齢者だけではなく、ワンセグで見る通勤者も対象に考えている。 テレビ朝日…

障害者の権利条約 川島・長瀬仮訳の改訂

障害者の権利条約は、9月28日の政府署名に伴い政府仮訳が公表され、その内容と訳文が注目されている。 権利条約は、政府が現行法規との言葉の表現上の整合性を優先したため、条約本文の意味が十分に反映されていないという、障害者権利条約に関わって来た日…

耳マークの普及状況

全難聴では、ホームページで耳マークの歴史や意味等を紹介している。 http://www.zennancho.or.jp/special/mimimark.html 耳マークは、全難聴が著作権を持っており、文化庁に登録されているので、加盟協会以外が利用する際には申請が必要だ。その利用申請状…

視聴覚障害者向け放送「普及行政の指針」の意味

10月30日に公表された、視聴覚障害者向け放送普及行政の指針のテキスト ファイルが読みにくい。 「案」という字まで入っていたので、改行など整形した。 この「指針」の評価は、確かに障害者にとっては十分なものではない。しかし、その中でも、生放送が…