2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

オーディオサービスのアクセス保障

新幹線車内では、FMによる各種音楽やラジオのサービスが提供されている。航空機も国際線などで提供されている。 難聴者がこのサービスの利用したい場合、イヤホンをTリンクなどに変えれば聞こえるだろう。増幅器を使えばイヤホンでも聞こえるかも知れない。…

聴覚障害者の雇用保障を!

29日、東京都の聴覚障害者の関係団体の労働対策委員が集まって、会議を開いた。聴覚障害者の雇用・就労には大きな問題があるが、具体的な施策の改善は放置されているに等しい。 ろう学校を卒業後ハローワークを通じて採用されたものの会社という組織の常識を…

中途失聴・難聴者運動と要約筆記事業

F市の要約筆記奉仕員養成講習会で、「中途失聴・難聴者運動」について、講義した。1965年に鹿児島県でわが国最初の難聴者協会が出来たとか、1972年に全国難聴者連絡協議会が結成され、翌年に第一回の全国難聴者福祉大会が名古屋で開催されたとか、難…

デジタル放送の字幕

毎週日曜日朝9時55分から10時55分、日本テレビで放送している「いつみても波瀾万丈」は、難聴の祖母も字幕放送があるのでいつも見ている。http://www.ntv.co.jp/haran/しかし、この字幕は見にくい。一つは、話された話し言葉がそのまま出てくるので、…

高齢者生活支援に電話リレーサービスを

わが家の老親は難聴だ。帰宅のチャイムも補聴器を外していると聞えない。カエルコールしても聞えない。 最近、簡単な携帯電話を持たせようかという話も出ているが、聞えにくいのは変わりがない。我が国でも電話リレーサービスは数社が実施しているが高齢者向…

東京都の中途失聴・難聴者対象手話講習会が閉鎖の恐れ

中途失聴者、難聴者が手話を学ぶ意欲はとても強い。二年間東京都中途失聴・難聴者対象の手話講習会を修了後、協会の手話サークルの入部希望者が多すぎて制限しているくらいだ。協会では、手話は中途失聴・難聴者のコミュニケーションの幅を広げるものとして…

ろう者の佐沢静枝さんの講演

東京都中途失聴・難聴者協会の七月例会でろう者の佐沢静枝さんの「手話の魅力をたっぷりと」の講演があった。佐沢静江さんの講演で、ろう者の手話で話す時の表情が豊かと言われるのはちょっと違う、首の傾け方、眉毛の形まで表情が意味を持っているというこ…

東久留米市長に要約筆記事業の実施を求める要望書提出。

東久留米市では、コミュニケーション支援事業は手話通訳事業しか検討していないことがわかった。 東京都中途失聴・難聴者協会では市長に要望書を出した。 同協会は、23区27市のほとんどの障害福祉課を回って、障害福祉計画に中途失聴・難聴者当事者の参画、要…

東久留米市広報で、利用者負担の意見募集が!

東久留米市広報の7月15日号に、コミュニケーション支援事業を含む地域生活支援事業に有料化を持ち込むことの意見募集が行われている。 利点、欠点とも利用者の立場ではなく、市の立場であからさまに書かれている。必要だから利用するのに「一方的に利用が増…

ドーナッツ店のレジのバリアフリー 

いつもは通りすぎるドーナッツ店に入ってみた。 トレーの上に好きなアイテムをとってレジで清算するシステムだ。 レジは映像付きの最新のレジで金額が大きく表示されるので、幾らかすぐ分かる。店内かテイクアウトかを聞かれると思ったので店内と言ったのだ…

日本聴覚障害者ソーシャルワーカー協会の設立総会

本日22日、日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会の設立総会が行われ、初代会長に野澤克哉さんが選出され、社会福祉士と精神保健福祉士を持つ聴覚障害者の専門職の協会が発足した。目的 本協会は、聴覚障害者支援に関わるソーシャルワーカーの資質の向上を図る…

東京都聴覚障害者地域活動者会議が夜10時まで!

7月20日、四回目の東京都聴覚障害者自立支援法地域担当者会議がオリンピック 記念青少年センターで開かれた。 会場を満員の150名が埋めた。

東京都と要約筆記事業

今日は、東京都保健福祉局障害者施策推進部と来年度予算に関する「懇談会」があった。障害者自立支援法地域生活支援事業が施行される目前にして、要約筆記事業、中途失聴・難聴者対象の手話講習会、相談事業などに絞って、要望した。要約筆記事業は、団体派…

駅中の音のバリアフリー

JR新宿駅は、ホーム入車番線の入れ換えとそれに伴う新南口の改装が行われて、新しい通路が作られている。 列車や電車の出発時間とホームを知らせる電光掲示板が設置されている。これに放送内容が表示されないものか。通常時の定型的なお知らせも文字化してお…

難聴者の社会の聞こえない音(7) 散髪

散髪は難聴者は髪型をどう説明するかが問題だと思っていたが、今日入った事務所の近くの床屋は補聴器をしているので外す前にと言って、このぐらいの長さで、後ろはここまで刈り上げて下さいと言うと後は黙々と刈ってくれたので拍子抜けした。何で理解が早い…

自立支援センターにも「読唇術」の問い合わせ

東京都の読話講習会を実施している聴覚障害者自立支援センターにも問い合わせがあったそうだ。センターでは、 「読唇術という魔法のような方法はあるとしても、ここでは知らない。 ここでやっているのは、自分のコミュニケーション手段を見つめ広げるための…

色覚障害者への配慮

昨日の朝日新聞に、色覚障害者に対する配慮として、掲示されるものの色彩に配慮が広がっていると紹介されていた。 都営地下鉄などの路線表示の色を赤は色覚障害者には黒く見えるとして、朱色に近い色を使うとか。 感覚障害の内容は理解されにくいのでこうし…

要約筆記奉仕員の研修は全難聴と全要研の合同要望

全難聴と全要研が、厚生労働大臣に合同要望書を出したのは2月16日だ。全難聴理事長と全要研理事がそろって、厚生労働省に出向いて、社会参加推進室長補佐に要望書を手渡した。同官は、両団体が要望書を出したことを高く評価され、この要望書を受け取った。こ…

難聴者の聞こえない社会の音(6) 語尾のニュアンス

会社の女性が誰かと電話しているのを聞いていると、「よろしくお願いします」と言っている。 よく聞くと、語尾が「す。」ではなく、「すぅ〜。」と語尾が延びていて、しかも上がっている。この人だけの口調かと思っていると、他の人も同じように言っている。…

W杯のジダンとマテラッツイ発言のテレビの「読唇術」に抗議する 

W杯の決勝でフランスのジダンがイタリアのマテラッツィに暴行したとして、二人の間の会話が問題になっているが、フランスのテレビ局がその会話を「読唇術」の達人に読み取らせたと報道された。 東京都中途失聴・難聴者協会事務所にも昨夜某マスコミから、「…

国連障害者の権利条約推進議員連盟

昨日7月11日の午前11時から、衆議院第二議員会館で「国連障害者の権利条約推進議員連盟」の総会が、国連障害者権利条約に関する第8回特別委員会の日本代表団派遣壮行会をかねて開かれた。 第8回特別委員会はこの8月に開かれ、議長テキストといわれる条約…

難聴者の聞こえない社会の音(5) 携帯のシャッター音

日常生活の中で、難聴者が社会の聞こえない音はいろいろあるが、携帯電話の写真を撮る音もそうだ。結構大きい音がするらしい。 いろいろな音が出るようになっていて、「カシャッ」という音が出るように設定してある。 これは、やはり視覚的に表示されるよう…

手話ニュースの価値は何か?

NHKの手話ニュースの手話キャスターの方の講演を聞く機会があった。 団体のリーダーや最近の拉致問題から話題を振って、演歌を何種類かの手話で歌ってみせ、自分の方に注意を引き付けるのはさすがだ。話の間の取り方も長いくらいだがそれでも聴衆は視線をそ…

[]辻堂海岸のサーファー

熱くもなく、落ち着いた気候の辻堂海岸に来た。 風がないに割りには1メートル以上の波が押し寄せている。夕方だがまだ集まってくる。押し寄せる波とうまく波を捕えたサーファーを見ているだけで気が落ち着くが、海の家からは大音響のアップビートの音楽が流…

全国難聴女性大会の情報保障

川崎市で第12回全国難聴女性研究大会が開催された。こうした大会は各地の持ち回りで開催されるが開催地は人手と資金の確保の両面で負担は大きい。 学術的な学会などは運営を専門的な企業に委託することもあるが、自ら会場の確保から自治体への助成金申請から…

これが、埼玉県コミュニケーション支援事業のガイドライン

コミュニケーション支援事業の進め方について 平成18年6月15日 埼玉県障害者福祉課 社会参加推進担当 1 コミュニケーション支援事業とは(障害者自立支援法第77条により市町村に義務化) (1)手話通訳者派遣事業 (2)要約筆記奉仕員派遣事業 (3)手話通訳者設置事…

要約筆記奉仕員補習研修講座の「お奨め」

全難聴が、各都道府県に対して、要約筆記奉仕員を要約筆記者に転換するための補習研修事業を提案することになった。都道府県が、全難聴に研修講座事業の委託をする形になるものだ。 これは、障害者自立支援法がコミュニケーション支援事業で市町村が要約筆記…

おっ、筆談ボードが出てきた!

パスポートの受取りに行って、ホワイトボードに「何か要りますか」と書いたら、生年月日はいつですかと本籍は何県ですかと質問をテープで貼った筆談ボードで聞かれた。 白い筆談部分が黒くなっているかなり汚いボードだ。それだけ使われているのかもしれない…

埼玉県のコミュニケーション支援事業のガイドラインに「無料」が。

埼玉県障害者福祉課の「コミュニケーション支援事業の進め方について」は、区市町村に対する事業実施のガイドラインにあたるものだ。この中に、利用者負担については、明確に無料で実施されたいと書かれている。 「(2)利用者負担について コミュニケーション…