2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒロインが中途失聴者(難聴者)の小説

中途失聴の方を身内にもつ小説家がヒロインが中途失聴者の小説を書くという。その中で、リアルな体験を生かしたいとのことで、アンケートを募っている。 オレンジデイズで、中途失聴の女性がヒロインだったが、中途失聴者としてはコミュニケーション方法や心…

難聴者と聞こえる人のコミュニケーション

聞こえる人でもスムーズにコミュニケーションしているわけではない。。 コミュニケーションが上手な人そうでない人がいる。 当たり前のことかもしれないが、聞こえる人は誰とも話ができて何でも聞こえるのでコミュニケーションには何の問題もないと思ってい…

難聴者の聞き間違い

出張の前に早めの昼食をとることにした。 上司が「サンジェリーで」と言ったと聞こえたが、駅の近くにそんな店あったかな、まあ探せばわかるかと思い聞かなかった。 ATMで用を済ませて、店を探したがない。「サンジェ○」という郊外型レストランかと思い近く…

要約筆記事業の法定化

障害者自立支援法で、コミュニケーション支援事業は大きく変わる。 ひとつは、法律で定められた事業となったことだ。 これまでの要約筆記奉仕員事業は、都道府県障害者社会参加総合推進事業、市町村障害者社会参加促進事業に基づいて実施されてきたが厚生労…

どんさんのコメントに対して 要約筆記者事業と要約筆記奉仕員事業

どんさんのコメントの県の行政の説明に対して県の担当者の説明では、要約筆記は要約筆記奉仕員事業として実施されるようになっていますが、それは正確ではありません。 要約筆記事業は、地域生活支援事業のコミュニケーション支援事業として実施されます。 …

障害者自立支援法と全難聴の要約筆記に関する助成事業

全難聴の2005年度の二つの要約筆記に関する助成事業の報告書が発行された ひとつは、通訳としての要約筆記者を養成するカリキュラムとテキストを作成する事業だ。 もうひとつは、要約筆記者の認定に関わる事業。 いずれも障害者自立支援法で要約筆記事業が実…

空港のバリアフリー(2)

羽田空港の搭乗ゲートは待ち合い席の両サイドにある。 待っている人は大きなガラス越しに空港の風景かテレビを見ているが、搭乗開始や変更の案内放送を文字で見るものがない。搭乗手続きの手荷物検査も、聴覚障害者にとっては、補聴器や電池類が検査機に引っ…

NHKに「聴覚障害を持つ医療従事者の会」が

「聴覚障害を持つ医療従事者の会」の方から、情報提供を受けました。 ラビット 記 NHK教育テレビの『ろうを生きる 難聴を生きる』で、「聴覚障害を持つ医療従事者の会」と同会の本がとりあげられて放送されます! http://www.nhk.or.jp/fukushi/chokaku/605.…

聴覚障害者対象の「電車内での緊急情報提供実験」

情報提供をうけました。 ありがとうございます。ラビットさんへ。NTTサイバーソリューション研究所は、本日、 聴覚障害者対象の「電車内での緊急情報提供実験」を公開しました。 もう、ご覧になりましたか?【電車内での手話による緊急情報実験】 http://…

難聴者の孤立のメカニズム(2)

出張先は小さな事業所であり、そこの業務の一部を引き受けることになってそのための打ち合わせである。 打ち合わせ場所は休憩室のような狭いスペースで声が反響して聞きにくい。打ち合わせの始まる前の雑談を聞いていたが補聴器のみではやはり聞きにくい。お…

難聴者の職場の孤立のメカニズム

上司と出張した。電車と特急、タクシーを乗り継いで二時間半。途中から同僚が合流した。二人とも私が難聴で対面でも会話がままならないことを良く理解している。 途中まで、上司は私には世間話的にしか話しかけない。体験的に私に話が聞こえていないことを知…

社会の聞こえない音(5)

会議中に、同僚が奇妙な仕草をするのをみた。 手のひらを耳元で後方にかざして、となりの会議室の話を聞いているのだ。 難聴者は目の前の話を聞くのに精一杯なので、本当に聞こえるのかと驚いた。今朝出勤したら、誰もいない!? 何か連絡を受け損なったかと…

京王線の「筆談器」

京王線の各駅に「筆談器」がおいてあるが、どんなタイプのか見てみたいと思い、聞いてみた 「この筆談器ってどんなものですか」 「何?」 「ここに貼ってある筆談器です」 「ああ、これです」ちょっと使い込まれた磁気ボードだった どういう時に使うのか機器…

コピー機の入れ替え 難聴者の聞き間違い

先先々週、勤務先のコピー機の入れ替えがあり、私の聞き間違いであったことがわかった この事務機器会社の担当は声が小さい。得意先である私に対してヘリ下る意味で丁寧な口調になり、腰を落としたりするが、声をひそめるのである。 私が難聴であることがわ…

聴覚障害者に朗報! 自動車免許条件に聴力基準撤廃の方針

13日、警察庁は、聴覚障害者が自動車免許を取得する際に、補聴器着用を条件に義務つけていたがこれを撤廃する方針を発表した。時事通信社が10:08に配信したニュースだが、サイトではまだ掲載されていなようだ。これは、一連の欠格条項撤廃の運動の中で、…

難聴者の聞えない社会の音(4)

テレビを見て「えびちゃん」って誰と聞いたら、連れが「エビちゃん」(「え」にアクセント)は若い娘に人気のあるモデルと説明した。 それを聞いていた二男が、「海老ちゃん」ではない、「えびちゃん」だと訂正した(「び」にアクセントがある)。 雑誌や広…

コミュニケーション支援事業はどうなる?

障害者自立支援法が施行され、今後は10月からの地域生活支援事業の施行準備が本格化する。10日は、各視聴覚障害者団体が受けている福祉医療機構からの助成事業の報告書の提出締め切り日だ。全難聴は要約筆記者養成カリキュラム作成を、全日本ろうあ連盟は手…

難聴者の聴いたミュージカル映画

ブロードウェイ・ミュージカル「プロデューサー」の映画を観てきた。 音楽は、補聴器で聞くより補聴システムと合わせて聞くともう少し音域に幅があるように感じる。 補聴システムは、指向性のマイクをアダプターを介して、補聴器に接続している。ある方向の…

要約筆記事業を本格化させるコミュニケーション支援事業委員会

東京聴覚障害者自立支援センターは、区市との要約筆記者派遣事業の契約事務を早急に進めるために機構改革を行った。 自立支援センターのコミュニケーション支援事業委員会は、運営委員会の下におかれ、東京都の委託事業(要約筆記者養成、派遣事業、読話講習…

難聴の元日劇ダンサー

難聴の元日劇ダンサーの紹介記事を読んだ 彼女の今年二月の「日劇2006」で昔の仲間に難聴であることを打ち明けたことやいまは日本ろう者劇団で活動していること、今年5月にろう者劇団と「地獄変」を公演することが紹介されていた しかし、記事が「まるで難聴…

電車事故に遭遇 難聴者の交通バリアフリー

勤務先から帰宅途中、電車事故に遭遇した。 乗車駅で、電車が来ないなと思っていたら、何度か案内の放送があったが何のことか分からなかった。他の人もどうするわけでもないのでたいしたことはないと思い、そのまま待機していた。 しばらくして来た電車に乗…

コミュニケーション支援事業に自治体の質問が!

4月1日より、障害者自立支援法が施行された。 多くの障害者が施設から退所したり、これからの負担に不安を感じている。10月から、地域生活支援事業も施行されるが、コミュケーション支援事業の問題の一つが、有料化だ。 昨日の地方対策会議で出た自治体…

日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医制度の発足

日本医師会の1月20日のニュースに「日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医制度の発足」とある。 http://www.med.or.jp/nichinews/n180220h.html「難聴者が身近な耳鼻咽喉科医に相談できるよう」、「日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医」を日本耳鼻咽喉科学会理事長が…