2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

難聴者の社会福祉学習 「社会教育概論」第5回

?.1985年3月にパリで開かれたユネスコ第4回国際成人教育会議において、宣言された「学習権宣言」について、?内容、?意義、?感想を述べなさい。?内容 学習権は一部の恵まれた条件、特権的な人だけではなく、すべてのものに保障されるべきであることを謳った…

難聴者の矜持、プライド

難聴者は、聞こえることにもっと自信とプライドを持つべきだ。その聞こえることは、誰しもがもっと伸ばす力を持っている。ただ、そのことを難聴者自身に知らされておらず、そうした環境がないだけだ。ましてや権利であることも自覚されていない。難聴は、言…

オバマ大統領就任演説 障害者施策は?

オバマ米国大統領就任演説は、朝になってニュースで見た。オバマ大統領は、アメリカの危機を打開するために国民に打開のための団結を訴えているが、奇妙なことにその危機は誰がもたらしたのか、どうやってもたらされたのかが曖昧なままだ。イラクとアフガン…

感音難聴が糖尿病の合併症の一病態

最近,目についたのが,難聴になるファクターが騒音と糖尿病であるという記事だ。高齢者が,難聴になるのは人体の高齢化のため,聴覚に関わる神経や鼓膜,三半規管,有毛細胞などの外耳、中耳、内耳の各器官の衰えが聴覚の機能低下と思っていたが,そうでは…

難聴問題に関する番組放送(予定)のお知らせ

日本補聴器販売店協会から、2008年12月6日開催の難聴問題啓発のシンポジウムの模様がNHK教育テレビで放送されると案内があった。難聴は、自覚していない難聴者を含めて2千万人もいるのに、社会にまだまだ知られていない障害だ。その問題は、医療…

日本の難聴者人口2000万人という報告書

日本補聴器工業会のホームページに、補聴器人口の推定数が掲載されていた。 ラビット 記 - 国内での補聴器普及の現状日本国内ではいまだ、補聴器の潜在ユーザー(難聴者)のうち、補聴器の所有者割合はわずか24.1%に過ぎません。これは、難聴者の4人に1人…

JDFの障害者差別禁止法制定の要望書(2)

日本障害フォーラムJDFは、内閣府、厚生労働省、文部科学省、法務省など各省庁と、障害者権利条約の批准に伴い国内法整備について、協議を重ねている。この要望書についても、各団体の意見は様々であり、その一致点を少しずつ、積み上げている段階だ。要望書…

JDFの障害者差別禁止法制定の要望書(1)

日本障害フォーラムが、昨年末に障害者施策推進本部長宛に出した「障害者差別禁止法(仮称)の制定について」を衆議院厚生労働委員と主要政党政調会長宛に要望書を出した。JDFのwebにはまだ掲載されていないので、分割して紹介する。 http://www.normanet.ne…

難聴者の社会福祉学習 コミュニティ論第5回

?ー3.都市再生においても、またコミュニティ・プランを考える上でも地域の「財」の見直しが重要です。ああたの居住地域の「財」は何か、それを選んだ理由も含め具体的に述べなさい。「居住地は千人同心や多摩御陵、高尾山のような古い歴史と自然のある一方…

難聴者の社会福祉学習 家政学概論第5回

家政学概論の最後のレポートは、住まい、住生活環境に関する内容だったが、バリアフリーについて、質問された。1.高齢者や障害者は、生活環境の影響をもっとも受けやすく、住み慣れた地域での在宅生活を支えるには「バリアフリー」という概念が求められま…

障害者基本法改正に関する課長会議資料

内閣府のホームページに、 「障害者施策推進課長会議における障害者施策の在り方に係る検討について」 が公開された。 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kacho_hearing/index.html これは「障害者施策推進課長会議においては、障害者基本法の一部を改…

朝日1面に「共産党」の見出しが。難聴者対策も。

早朝配達された朝日新聞1面を見て、びっくりした。 「共産党」の見出しが大きくでていたからだ。 1面トップ記事は、病院耐震化の遅れ、トヨタの海外調達と日本共産党の伸張の3本。 中国共産党でもなく、ロシアでもキューバでもなく、日本の共産党。かって…

アメリカ手話のアニメーション

ギャローデッド大学のジェイソン・スチュワート氏がプロデュースした3Dアニメ。 デモの「森」は、ハンターが苦労して貴重で高価な鳥を苦労して捕獲して、リッチになったというストーリーだ。アニメの顔がかなりリアルだ。日本の手話アニメは、聴覚障害者向…

難聴者の社会福祉学習 社会福祉援助技術ノート(1)

昨年9月に提出した社会福祉援助技術ノートが昨日返却されてきた。この社会福祉援助技術ノートは大阪市立大学大学院生活科学部人間福祉学科の白澤政和教授の執筆したものだ。 解説、回答部分も含めて48ページの小冊子だが、それまでの社会福祉概論、老人福…

難聴者の社会福祉学習 社会福祉援助技術ノート(2)

集団援助は、難聴者向け手話講習会や難聴者協会の例会のことが頭に浮かんだ。普通はコミュニケーション方法の学習の場とか難聴者同士の交流と考えているが、これにもっと積極的な意味がある。それは自然と難聴者によるエンパワメント、ピアメンタリングを行…

難聴者の社会福祉学習 社会福祉援助技術ノート(3)

地域援助技術として、難聴者が地域の中で生活するためには要約筆記や各種情報保障機器やサービスの整備だけではなく、一人一人にあった個別的な支援が必要だが、これが全く不十分だ。難聴者協会の活動は、難聴者の支援のために組織化を追求してきたが、地域…

画面の外にある字幕

年末に、ギリシャのレジスタンスの映画をテレビでやっていた。映画サイズか、画面の下が黒い帯がある。 字幕はスーパーだったが、画面の外だった。2行だと1行目は画面に乗っているが、見やすい。 これは、映画なので字幕放送の字幕とは違う。地上波デジタ…

難聴者の社会福祉学習 社会福祉概論 第4回

「高齢化や、医療技術の高度化に伴い、国民の医療費に対する負担は年々増加しています。医療保険制度を安定的に維持するためには、どのような制度改革が必要かを考察して、述べなさい。」憲法第25条の生存権の保障のために、基本的に国と行政がすべての国民…

会社の要約筆記は何を求めるか?

今週の会社の課内ミーティングは業務トラブル対応のため、上司が欠席したまま、開いた。例によって、会議前に要約筆記者にその日の会議出席者の顔ぶれや年末年始の業務状況を説明した。 短い時間にパパッと密度の濃い打ち合わせをしたいので、何がポイントに…

要約筆記奉仕員事業の「元」(2)

しかし、要約筆記が奉仕員事業として、スタートしたのはまだ要約筆記の専門性も整理されていない時分で、やむを得ないが、それから30年近くも続いてきたことは長すぎる。要約筆記も手話通訳も聴覚障害者のコミュニケーション支援であることから、手話と同…

要約筆記奉仕員事業の「元」(1)

年賀状に、奉仕員カリキュラムと通訳課程養成カリキュラムの「いいとこ取り」を考えているとあった。養成された担い手の役割も事業の性格も全く違うので、どこをどうしたら折衷するという考えが出てくるのかを考えた。まず、奉仕員の事業とはどこから出てい…

難聴者の社会福祉学習 コミュニティ論第4回

「あなたの居住地では『共』の領域でどのような活動が行われているでしょうか。住民参加・主導型の活動やボランティア活動、サークルあるいは学校での取り組みなどを調べ、活動内容について説明しなさい(自分が所属しているグループについてでも良い)。見…

経団連のワークシェアリング賛美、ちょっと待て

昨夜のテレビのニュース番組「報道ステーション」で、御手洗経団連会長が、ワークシェアリングも一つの検討材料と発言しているという。 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090106-OYT1T00626.htmちょっとまて、あれだけ企業収益のために無慈悲に派遣…

難聴者の社会福祉学習 老人福祉論 第5回

「ケアカンファレンスを有効に進めるための留意点について、まとめなさい。」ケアに関わる異業種の関係者が対等の立場であることを前提に、提供しているケアの方向、内容について確認、評価、実施を共有することを協議(連絡)すること。?ー2「連携とは、ネ…

難聴者の社会福祉学習 社会福祉概論 第5回

「社会福祉専門職が職能団体に所属することの意義について、あなたの考えを述べなさい。」少子高齢化、経済環境の悪化から、社会福祉に関わるニーズは複雑で多様化しているため、専門性を高める必要性があること、対人支援による権利擁護の実現のために高い…

人工内耳で正月の親戚の集まりで聞こえたこと

この正月に、実母と弟夫婦などと墓参したが、姪夫婦の赤ちゃんに初対面した。「明けましておめでとう、これがK君かあ。」「明けましておめでとうございます。Kです。」「初めてだねえ。足が大きいね。」「10センチか12センチあるかもぅ。」「靴を買っても…

紅白に負傷して出場した浜崎あゆみは一年前左耳が完全失聴を

浜崎あゆみさんが、負傷を押して紅白に出場したことを昨日知った。紅白の最初は見ていなかったので分からなかったが、テーピングの後も痛々しかったという。1年前の今日、浜崎あゆみさんが自身のブログで、左耳の完全失聴を明らかにした。 http://mainichi.j…

老犬の太郎は難聴かも

実家においてきた「太郎」はもう15歳くらいになる老犬だ。昨年末に、所用で実家に行き、太郎に久しぶりに会ったがキョトンとしている。普通なら吠えてそこら中走り回って喜ぶのにそうした素振りもしめさない。約8カ月ぶりで記憶が薄れたかかも知れないし…

初詣 難聴者施策のルネサンスを

元旦になって、近所の初詣に出かけた。郊外団地の駅近くの高層ビルと古い地域の神社との取り合わせが妙だ。新しい年に、難聴者の復権、難聴者のエンパワメントの活動の強化を思った。 全国、海外の仲間、関係組織の力を結集をしたい。 ラビット 記

ユニセフの障害者権利条約の本「わたしたちのできること」

国際児童基金ユニセフが、障害者権利条約の内容を児童に理解するための本を発行した。 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/unicef_jp_Lo.pdf障害者の権利条約は、障害を持つ人が持たない人と同等の権利、人権を有することを宣言している…