2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人工内耳と補聴器装用のこの頃(2) 聴覚の刺激

先週、社用車で出張の帰り、一番うるさく聞こえる人工内耳のマップのボリュウムと感度を元に戻して、声を出して見た。く自分の声がはっきり聞こえたので驚いた。補聴器と人工内耳を交互に切り替えたり、両方ONにして聞いてみたが併用の効果を感じた。密閉さ…

人工内耳と補聴器装用のこの頃(1) 迷い?

6月末に補聴器外来で新しいイヤーモールドに変えてから、外耳炎も治まっている。しかし、その後、補聴器の調整も人工内耳のマッピングも本格的に調整しようとした日が、講演と重なってしまい、診察を断念した。医師の都合で1ヶ月に1度の診察なので次回は…

これからの地域福祉・研究会報告書と難聴者施策

厚生労働省のWEBに、地域福祉のあり方に関する研究会の報告書が公開されていた。 議事録も出ているが、1980年代から地域で福祉の充実を図る方向が打ち出され、2000年の社会福祉基礎構造改革前後から、高齢者、児童、障害者など分野別に施策は大きく転換さ…

放送バリアフリーの本質

障害者放送協議会の放送通信バリアフリー委員会で、放送事業者との意見交換会の内容をどうするかの議案だった。事前協議では、政策的なことではなく、技術的なことに絞りたいという放送事業者の意向で、解説放送と字幕放送が選定されていた。しかし、今の放…

東京の要約筆記者の対応

昨夜は、理事会だった。派遣センターに登録された要約筆記者の団体から難聴者協会に対して、交流会と意見交換会の二つの企画の提案があった。登録要約筆記者ということは、有料派遣も含めて、公的派遣を担っている人々だ。 東京の個人派遣の大多数、おそらく…

地域の要約筆記者に求めること。

今日はM市で講義。地域福祉の関わりで要約筆記事業の意味を話すつもり。 恐らく、参加された要約筆記者が市で養成されて長く活動して来たことを評価して欲しいと期待しているなら、そういう話にはならないと思う。市町村で奉仕員として養成された方々は、本…

地域における要約筆記者の役割(3)

いくら難聴者が地域との接触を避けていても、そこに居住している以上、ゴミの処理から地域住民の寄り合い、冠婚葬祭、子どもの保育、通学など避けられない。高齢になれば、介護サービスを受けるために市町村の窓口、介護支援者とのコミュニケーションも必要…

地域における要約筆記者の役割(2)

私たちは、要約筆記事業が地域生活支援事業の名の下で行われることにもっと注意を払うべきだろう。難聴者は、地域社会から疎外され、また自ら関わりを避けていたということがあるが、そのことも含めて地域社会の中で支えられなければならない。 これが、新し…

地域における要約筆記者の役割(1)

障害者自立支援法で、要約筆記者等コミュニケーション支援事業は市町村の必須事業となった。必須事業となったことに多くの意義がある。 一つは、聴覚に障害を持つ人々はコミュニケーション支援を受ける権利のあることが法律で規定された、法定化されたという…

N市の要約筆記奉仕員研修会で

8月に入って、N市の要約筆記奉仕員研修会で講義することになっている。テーマ自体は、「難聴者の求めること」で、難聴者の求めていることを。様々な角度から話すことにしたい。 1.難聴者が社会の中で置かれている状況まず説明したい。 多くの難聴者が社会…

地震がありました。

震度6は、目で聞くテレビ緊急放送の実施基準ですが。 >>震度6強の地震がありました。 >>震度速報 >>2008/07/24 00:28 発表 >>地震発生時刻 2008年07月24日 00時26分>>震度6弱 青森県三八上北 >>震度5強 青森県下北 岩手県沿岸北部 岩 >>手県沿岸南部 岩手県…

いま求められる難聴者支援の施策立案

難聴者と中途失聴者の就労問題や選挙の参政権問題で、何をどのようにして実現するかの戦略ストラテジーが求められる。 全日本ろうあ連盟は、障害者の権利条約が発効し、日本政府も署名したことから、手話が言語であるこてが認知されたとして手話研究所の国立…

4 WAI-ARIA(Web Accessibility Initiative-Accessible Rich Internet

Applications) : 高齢者や目の不自由な方などを含め全てのWeb閲覧者が、リッチインターネットアプリケーションで作成された動的なWebコンテンツを閲覧が可能な、開発者向けにまとめられた仕様群。

3 リッチインターネットアプリケーション :

ユーザインターフェースにAjaxなどを用いて、単純なHTMLで記述されたページよりも操作性や表現力に優れたWebアプリケーションのこと。

2 WAI(Web Accessibility Initiative) :

W3C内に設けられた組織で、高齢者や目の不自由な方など誰もがWebサイトを利用を可能にすることを目的とし、アクセシビリティに配慮したWebコンテンツの作成方法などに関する指針を公表している。

インターネットのアクセシビリティ 聴覚障害者の場合

日立製作所が、webアクセシビリティを向上させる取組みを進めている。 webやIRC、その他のインターネット技術を用いたアクセシビリティが向上したり、技術そのものがアクセシブルになるのは良いことだ。インターネットに動画データがあふれテレビの映像がI…

【ご報告】:ウィルコムのPHSを利用した実証実験

携帯ゲーム機PSPをつかって、字幕を配信する取り組みを進めている方から、携帯のPHSを使って字幕を配信する仕組みを実験した報告があった。 PSPの場合は、無線LANを用いて字幕を配信していたが、PHSの場合はPHSの通信を使って配信するのか…

難聴者の聞こえない社会の音(海外編)「ネーチャー・コール」

難聴女性のネーチャーコール問題を五輪からエコに結びつけるのは流石。 ラビット 記 - 公衆トイレでさらに思い出したのが中国。もう20年も前の話で今では事情も違うだろうが、当時、トイレの各ブースには戸がなく、次の人は、しゃがんで「している」人の真ん…

難聴者の聞こえない社会の音(海外編)「音姫」

バンクーバーで再会したハワイの風さんから、比較文化論?が届いた。 タイトルをどうするか思案の上、上記にした。 ラビット 記 - 女性トイレ比較文化考 ハワイの風バンクーバーの国際難聴者会議では、久しぶりに日本の難聴友人と再会した。ある晩、ホテルの…

動画ファイルのアップのテスト

ブログに動画ファイルをアップする方法が分からないのでテスト。ラビット 記

国際難聴者会議で日本の難聴者の就労問題を発表

7月3日、第8回国際難聴者会議の最初のワークショップ(分科会)で、全難聴は「日本の難聴者、中途失聴者の就労問題」2付いて、司会を新谷国際部長がつjとめ、就労問題の全体を高岡理事長、青年部の取り組みを佐々木部員、企業における問題を大庭純子さ…

国際難聴者会議 簡易ホワイトボード

成田空港の待合室に移動して、出国のとカナダの説明を行う。 要約筆記用のスクリーンもないので、パネルに水性マーカーで書けるシートを貼って行った。書き終わると消してまた書くのだ。今回の国際会議の目的は三つある。 一つは、世界の難聴者との交流、二…

聞こえない社会の音 難聴者の買い物の場合

家のアイロンが付かないと義母がいう。 ドライバーで底部をあけて見たが何もない。元に戻したらプレートが熱くなる。おっ、直った。しかし、またつかない。家族が大型家電店に買いに行き、どれが良いか聞いたら説明がチンプンカンプンで分からなかったのでい…

M市の要約筆記者研修講演会と社会福祉の学習

昨日、社会福祉概論の2回目のレポートが返ってきたが「A」だった。バンクーバーに行く前日の朝に書き上げたものだ。荷造りもできず難儀した。 採点の内容を見ると、記述式のところはマルは付いているものの、テキストを良く読むように書いてありる。 他の…

ワンセグ放送- IP放送

IP放送に関するニュース ワンセグエリア放送をネット経由で任意の場所に KDDI研、ワンセグIP/RF変換技術 ITmedia 特定地域に限って配信する「ワンセグエリア放送」を、IPネットワークを経由して任意の場所で展開できるようにする送信システムをKDDI研究所が…

鉄腕DASH村に字幕放送が!

日曜夜の日本テレビの「鉄腕DASH村」に字幕放送が行われていた。家族が新聞のテレビ欄を見て「あっ、鉄腕DASHに字幕が付いている」と声をあげて 、チャンネルを変えた。字幕は引用符のある字幕とそうでないのがある。 多分引用符のある字幕は放送時に付けた…

K大学で難聴者の就労問題について、講義。

土曜日の夕方から、K大学の難聴者の就労問題に付いて講義をした。 都心の大学にしては緑の残っているキャンパスに新しいビルが道路を挟んで建っていた。難聴のサラリーマンが職場でどのようにノートテイクを使っているかを話すと思いこんでいたが、難聴者の…

東京都の姿勢と難聴者の要望

東京都中途失聴・難聴者協会の保健福祉局への予算要求に対する東京都の姿勢は理不尽極まりない。要望した内容に付いての説明が理由を伴っていないからだ。グループ派遣問題。 東京都は社会参加促進事業として要約筆記者(奉仕員事業)の派遣事業をこれまで2…

聴覚障害者運転免許制度説明会

警視庁のご協力で、道路交通法の改正点、聴覚障害者運転免許制度に付いての説明会があった。聴覚障害者の運転免許制度や交通安全については中途失聴・難聴者も関心が深い。 いくつか理解が深まったが、婦警さんとしてが「なヤカンタイ」という何のことかと思…

国際難聴者会議、障害者権利条約

今回の国際難聴者会議で、障害者権利条約について、国際難聴者連盟IFHOHの取り組みについて、ジャンピーターストローメン理事長、デューガン前理事長、ロッタ議員から報告があった。この国際難聴者会議で障害者権利条約に付いて報告されたのは初めてだ…