2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

聞こえないひとの主体性が奪われること

長男が小学校に入学する手続きに手話通訳者と行った際に、受付で何か聞かれた際に手話通訳者が代わって答えてしまったので、何を聞かれたのかわからずじまいだったことがあった。こちらは何も言わなかったので、その通訳は聞こえない人の手助けをした満足感…

南米の地上デジタル放送は手話が見られない

南米で、地上デジタル方式に日本のISDB方式を採用する国が相次いでいる。ブラジル、チリ、ペルー、アルゼンチンだ。これにベネズエラが加わる。 南米は最近次々とアメリカと独占資本の支配の影響力を避ける政権が誕生して、南米共同体を構成している。 …

シネマのプレミアスクリーンの映画と人工内耳

シルバーウィーク中は、片づけと勉強で終わったが、気分転換に隣駅のシネマ(映画館)に行った。開映ぎりぎりのを買ったら最前列で見上げるような形で見る席だった。聞こえないことを告げて字幕のある他の映画に替えてもらおうとすると字幕の入った映画がな…

長妻厚労廃止発言と聴覚障害者福祉施策

障害者自立支援法は、聴覚障害者にとっても功罪が相半ばする法律だが、以下の点で抜本的改正を求める必要がある。(1)コミュニケーション支援事業事業に応益負担を求める余地を残していること 根本的には、(5)の予算に限界があることが背景になっている…

コミュニティ支援のカウンセリング 難聴者支援

社会福祉概論、障害者福祉概論には、個人、集団、地域社会のソーシャルワーク、医学概論のテキストには、精神障害者の地域社会の中でのリハビリテーションが書いてある。今夏出かけた先でたまたま入った本屋で「コミュニティ支援のカウンセリング―社会的心理…

長妻厚労相の障害者自立支援法廃止発言と障害者施策

9月19日、長妻厚労大臣は、障害者自立支援法廃止を言明した。 このことは、障害者自立支援法の応益負担に反対し、障害者自立支援法の廃止を求める1万人の大集会を5年間成功させてきた障害者団体の運動の結果だ。もとより、普通に人として生きるための支援サ…

地上デジタル放送チューナーの字幕とデジタルテレビの字幕

地上デジタル放送チューナーは大型電気店に行っても目に付きにくいところにありディスプレイもただモック(模型)がおいてあるだけというくらい貧弱だ。それは、売り上げを伸ばしたいメーカー、電気店にとっては当然のことかもしれないが、デジタルテレビを…

地上デジタル放送の字幕とアナログ放送の字幕

地上デジタル放送の全面移行を控えて、テレビでも「地デジカ」や「草薙クン」がCMの多く流れている。 しかし、CMには字幕もテロップもないので難聴者には訴求力が弱い。人口の十分の一を占める難聴者に対する配慮はないのだろうか。しかもその大多数は高…

聴覚障害者に関わる著作権

2009年、著作権法は障害者の著作物アクセス拡大のために大きく改正された。文化庁の著作権のHPには以下のような説明がある。障害者のための著作物利用に係る権利制限の範囲の拡大 障害者のための著作物利用について,権利制限の範囲が,次のとおり拡大され…

著作権セミナー(2008年11月26日)報告書 DINFへの掲載のお知らせ

日本障害者リハビリテーション協会が昨年11月26日に開催した「著作権セミナー」の報告書をDINFに掲載した。http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/081126seminar/index.html聴覚障害者の著作権問題は、著作権法の改正に、障害者放送協議会著作権…

ドナ・ソーキンさんの講演会は圧巻

9月13日日曜日、全難聴主催で、ドナ・ソーキンさん(アメリカ・コクレア副社長)の人工内耳の成人装用者のリハビリテーションについての講演会が行われた。昨年のカナダの国際難聴者会議で彼女が報告した内容を日本の装用者向けにアップデートしたもので、期…

人工内耳のマッピング変更

昨日も夕方から、マッピングに行った。この1ヶ月の変化と言えば、人工内耳の聞こえは向上し、補聴器側の聞こえは相対的にも絶対的にも低下しているということか。人工内耳だけで言葉の聞こえる幅が広がってきた。テレビのアナウンサーやドキュメンタリーのナ…

フリーダムのケースが割れた。

人工内耳のBTE(耳かけ式)コントローラーの電池ケースを入れるところが割れてしまった。これでは、汗や雨に濡れたら水が染みてしまう。 最近、電池を交換したばかりなのに、聞こえなくてしばらくすると詰まっていた耳がスポンと聞こえるように聞こえるこ…

難聴者も「走行音」が聞こえない!

ハイブリッド車は、走行音が静かなために歩行者が接近に気が付かずに事故につながるおそれがあることから、トヨタ自動車と富士通テンが警報システムの開発を始めるという。走行音が聞こえなければ事故になる恐れを自動車メーカーが自認したということだ。聞…

難聴者の聞こえない社会の音 せせらぎの音

郵便を入れたついでに、近所に散歩に出てみた。開発されてもう20年近くになる郊外団地の一角に「せせらぎ緑道」が設計されている。人工の小川に湧水が流れている。小さな段差を落ちる水の音がピチャピチャと聞こえる。童謡ではサラサラだがそうは聞こえな…

政治と国民を断ち切るNHK 放送の使命を果たせ

9月5日土曜、総選挙の結果が出て6日。政治が大きく変わろうとする中、NHKは20時から「追跡!A to Z」で「民主党はどう動くのか密着!永田町と霞ヶ関暮らしはどう変わる!民主に直撃」を放送した。この番組は、国民の関心に答えるものでタイムリーなも…

光る人工内耳

フリーダムは作動状況を確認するためにフックを止めているネジ部にはめ込まれたLEDが赤く光る。乳幼児の保護者やSTが作動を確認するためのものだが、話している相手に人工内耳を使っていることに気が付いてもらうのに都合がよい。 早速、設定してもらっ…

成人と乳幼児の人工内耳リハビリテーション

人工内耳をした子どもを担当しているSTに、「人工内耳と補聴器を併用している人は少ないのか」と聞くとそんなことはない、学会等でも数多く報告されているという。乳幼児を中心にリハビリテーション方法がいろいろ実施されているのは、乳幼児は聴覚がない…

「人工内耳における成人装用者のリハビリテーション」講演会

全難聴が、人工内耳における成人のリハビリテーションの講演会を企画し、各協会、人工内耳友の会に周知した。 ラビット 記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「人工内耳における成人装用者のリハビリテーション」講演会 ご案内:講演概要 人工内耳は近…