2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

障害者基本法改正に消極的な政府に

障害者基本法改正案要項はこの1年間の推進会議の議論の内容を反映していない。 (1)政府は、2007年に国連において署名した障害者権利条約を国際公約として、真摯に取り組む責務がある。 国際公約守らないで「平成の開国」は出来ない。世界で障害者の権利…

補聴器の自立支援法給付の再申請

遺失した補聴器がどうにも出てこないので、補聴器店に相談したところ、市役所に相談してはと助言を受け、障害者福祉課に電話した。すると、1回限りということで再給付の申請が出来ることになった。同じ機種という条件だ。やれやれ、使わないときの補聴器の管…

総合福祉法部会での厚生労働省の『反論』(6)

精神医療は、認知症の高齢者の急増など特別なものではなくなっている。 鬱や統合神経失調症など一般の人も多くかかる。人権を尊重したきめ細かい対応が必要だ。 ラビット 記 - 7 「医療」合同作業チーム報告書について 【総論】 障害者基本法改正に当たって…

障害者の新燃岳  地中にはマグマが堆積している

障害者の権利を何故主張するか。それは人としての尊厳を踏みにじられているからだ。障害が機能障害を持つ人が社会の態度や障壁との相互作用によって起こるという認識は人類の到達点だ。 障害者権利条約は世界中で批准されている。その内容は国際標準だ。それ…

難聴者の受験対策に桐灰のソックス

もう試験から2週間過ぎた。受験対策は「防寒」と聞いていたので、ポケットカイロはもちろんだが桐灰の厚手のパイルソックスを履いていった。 これはあったかい。マジで。薬局で売っているが値段が2000円前後もする。しかし、暖かい。桐灰はキリバイと読む。 …

総合福祉法部会での厚生労働省の『反論』(5) コミュニケーション支援支援事業

コミュニケーション支援事業についての無償化を提起したのに、「補助金事業で地域で柔軟にやる事業」とか、答えになっていない。柔軟にということは郵相かも許容ということか。 ラビット 記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 6 「施策体系〜地…

総合福祉法部会で厚生労働省の『反論』(4)

コミュニケーション支援事業に無償化については、次項。 ラビット 記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5 「施策体系〜日中活動とGH・CH、住まい方支援」部会作業チーム報告書について【総論】 第5回部会で示された論点に沿って第5回〜第7回…

遺失した補聴器と人工内耳の聞こえ

違う鉄道会社に遺失物の問い合わせをしたが無いという。人工内耳だけになって10日間。 左から聞こえている音がやや中央寄りになってきた。 感度6から8にあげて聞いている。夕方、ラペルマイクを使ってみた。今日は上司もいないので隣で電話も会話もない。 …

お好み焼きとバイブ機能付き呼び出し装置

受験前に通ったイトーヨーカ堂のフードコート。 コラーゲン入りお好み焼きを頼んだら、これから作るというのでリモコンバイブを持たされた。放送の案内とこのバイブ呼び出し装置で呼ばれるらしい。あっ、鳴った。振動もする。放送はない。 これは聞こえなく…

総合福祉法部会の厚生労働省の『反論』(3)

(続き)【各論】 報告の該当箇所 厚生労働省の主なコメント 2.相談支援の機能と体制について (1)多層的相談支援体制の整備充実と各相談機関の役割と機能 (2)地域相談支援センターの規模と役割 (3)総合相談支援センターの規模と役割 ○ 地域相談支…

総合福祉法部会の厚生労働省の『反論』(2)

障害者制度を改革するという意志が感じられない。 高齢者、女性、保育分野の福祉と連帯する機運が起きている。 各分野に掛けられた攻撃が根っこが同じと気づき始めたからだ。財界の傀儡政権の民主党の姿勢にみな疑問と怒りを持っている。 ラビット 記 ーーー…

総合福祉部会の厚生労働省の『反論』

昨日15日の総合福祉法部会で、部会で検討してきた内容について、厚生労働省が『反論』した。これまでの議論をないがしろにするものであり、障害者権利条約に署名した政府の責任、6月の閣議決定「基本的な方向」、基本的合意などにもふれずに、「財政的裏付け…

めざす会ニュース 96号、推進会議の模様

深夜になって、めざす会のニュースが届いた。こういう内容になるのではないかということは、これまでの省庁のコメントや政府担当の発言から伺われていたが、事務局の室長が「これまで話し合われていた『権利』は社会権だ、国民にも影響があるののどのような…

補聴器の紛失で・・・

先週の東大シンポの朝から補聴器が見あたらない。 最寄りの交番と鉄道会社に届けたが届けはないと言う。購入した補聴器店に聞くと、7年くらい前までは購入時に紛失保険も付いていたようだが悪用が広がり無くなってしまったとのこと。何とか同じ機種で使いた…

今日も電話が聞こえなかったが。

帰り際に出先にいる上司から資料をファックスしろと電話があった。何回か聞いても一部しか分からない。 「違う!・・・・って言ってるじゃんかよ。」 「メールするから見て」と言う。最初からメールして、電話でメールを見ろと言われた方が手間がかかるが一…

東京は大雪に。

歩いていると傘がどんどん重くなるような牡丹雪が降っていいる。これははじめての経験だ。 電車の混乱するだろう。 ラビット 記

基本法改正案で障害者政策PTが政務三役と話し合いへ CB報道

民主党は政権与党だ。その障害者政策プロジェクトチーム(PT)が本日の障害者制度改革推進会議で障害者基本法改正案の内容について、委員からヒアリングしたと言う。もちろん、立法府の議員が内閣府の推進会議の傍聴は出来るし、傍聴してきたのだろう。今日の…

第30回推進会議、委員が猛反発! キャリア・ブレイン報道

厳しいと言われていた障害者基本法改正案が本日の第30回推進会議で事務局より示された。その内容は、これまでの議論を全くないがしろにするもので、委員が猛反発したのも当然だ。第二次意見(素案)2010年12月6日 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kai…

難聴のおばあちゃんは国際派?!

昼間、筆談ボードを作っている祖母が、 「私は補聴器を付けるとテレビの音がちょっと大きくなるだけで耳が痛くなる」 と補充現象(リクルーメント)を言う。 もともと伝音性の難聴だったのが加齢で感音性難聴も加わった混合性難聴になってきた。83歳の高齢者…

えっ、シンネンダケでないの?聞こえないと・・

NHK子供手話ウィークリーを見ていたら、新燃岳にふりがなでシンモエダケとあったので、びっくり仰天した。ラビット 記

認定補聴器技能者試験問題が不適切?!

前から注目している耳鼻科医のブログに、「認定補聴器技能者試験問題を検討する」があった。 http://mimiyamed.exblog.jp/11972715/認定補聴器技能者といえば、補聴器を購入する際に一応現在の日本ではどこで補聴器を購入したらよいかと聞かれれば、認定補聴…

ろう重複障害児者施設の「新法」移行問題

ろう重複障害児者施設を運営する法人の理事会、評議員会があった。新法というのは昨年末突如として出されて強行採決で可決された障害者自立支援法「改正」法が、施設から地域への移行、職住分離を促進するものだったのだ。一方、入所施設の定員以上の希望者…

ADAと公共政策改善の戦略に関するシンポジウム

標記シンポジウムの開催を知らせたが、主催者からパネラーの変更があったとのこと。 http://blog.goo.ne.jp/hearingrabbit/e/8837c12f6497f0aaccde654b159967b6日本でどのくらいアメリカの職業リハビリテーションを研究している人が知らないが、アメリカの職…

東大先端研の人工内耳シンポジウムのメモ(3)

(続き) ・人工内耳装用者、難聴者に必要な多面的な支援とは、信頼しているという精神的なサポートもあれば、難聴であることから日々の生活の中で起こる葛藤、喪失感、焦燥感、怒りや妬みの感情に対する理解と受容の心理的サポートもある。 難聴者の精神・…

「障害者基本法改正」案、風雲急か?

連休明けの14日第二次意見を出した推進会議で、障害者基本法改正案が示される。障害者側は「各省の抵抗と政権与党の求心力の低下」で「厳しい情勢」と見ている。 これに対して、障害者は要求の原点、障害者権利条約の内容、政府との基本合意を確認する地域…

アメリカにも要約筆記が?!

3月に渡米した時、劇場で速記タイプ、ステノグラフで入力している方がC-Printというのがあると言っていた。 調べるとNTIDで使用されている聴覚障害学生の支援用のシステムの一つだ。「The captionist is skilled in text-condensing strategies and in typi…

勘三郎、特発性両側性感音難聴。

歌舞伎俳優の中村勘三郎が特発性両側性感音難聴と発表された。 有名人が難聴、耳鳴りなどの感覚障害を持つとマスコミで報道される。しかし、その報道が病気と治療方法、有名人の休業の影響などが報道されても、その他の同じ病気を持つ人、難聴者の生活と支援…

東大先端研の人工内耳シンポジウムのメモ(2)

・ろう者など一部の人の人工内耳反対論を押さえる役割を期待されたがそれは筋が違う。 ※質問に対し、人工内耳をしても難聴者運動とろう運動は障害者権利条約の批准と地域の聴覚障害者全体の福祉の向上を目指しているので、運動面ではマイナスになっていない…

東大先端研の人工内耳シンポジウムのメモ(1)

日曜日6日の東大先端研の人工内耳シンポジウムが開かれた。東大先端研大沼研究室の聞こえのバリアフリー研究事業の一環として、人工内耳が取り上げられたのは評価したい。 幾つかの感想を記しておきたい。 ・みな人工内耳を装用する前後の「聴能」で評価す…

バス搭載用磁気ループの試聴実験

磁気ループのの製造・販売する会社から、バスの車載型磁気ループの試聴の立ち会いが依頼されている。これは同社が厚生労働省の障害者支援機器開発事業に応募して選定されたものだ。難聴者はバスのアナウンスは聞こえず、また文字表示も見えにくいと降りる停…