商店街で耳マーク、筆談対応が進む。

地元のH市難聴者友の会の前会長は耳マークの普及にことのほか熱心で、病院は言うまでもなく、バス車内にもチラシを下げたり、自分のお寺の檀家さんや地元商店街にも普及して、筆談対応を求めた。またライオンズクラブから読話ソフトや磁気ループの贈呈を受けたりした。
その後、聴覚障害者向け文字アニメ手話対応のエックス線検査でガンが発見されて、耳マークを受付においたその病院に入院して亡くなられた。
亡くなる間際までこちらの健康を気遣ってくれた。
この方の遺志を継いで頑張ろう。

障害者の権利擁護は社会の理解が不可欠なのだ。

ラビット 記
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耳マーク:聴覚障害者の筆談に応じる 山口・中心商店街で設置進む ...
Yahoo!ニュース -
誰でも訪れやすい商店街に−−。山口市の中心商店街で、聴覚障害 者に筆談などで応じる.
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110908-00000166-mailo-l35

「要約伝言ゲーム」

難聴者等の要約筆記の理解のために、要約筆記者の情報の入力と出力の両方を同時処理することを体験してもらう方法は何かないかと考え、「要約伝言ゲーム」も思いついた。

声で話す代わりに短い文章を10秒程度示し、それを読みとって書いたものを後ろの人に示し、またそれを書いたものを後ろに示す方法だ。長時間見せたら書き写してしまうので、短時間にして見終わってから書く。4人くらいチームが良い。

文章を見て書くのにちゃんと伝わらないのが面白い。落とした地名などはその場にいる人が皆分かっているなら省略しても良いなどの「要約筆記」に習った情報処理の説明をすれば良い。
もっと要約した文章が出来るかもしれない。

ラビット 記

被災地の要約筆記事業。

要約筆記者養成のための指導者養成事業が始まり、各地の協会も要約筆記奉仕員の要約筆記者への転換事業の要望を出している。
しかし、被災地の協会は全難聴の要約筆記事業の研修会への出席も難しく、事業の理解が遅れているのは否めない。どのように支援するか。

こちらから出向いて要約筆記事業の取り組みを支援しなければ。
しかし役員ですら要約筆記は理事会のPC要約筆記だけしか見たことがなく、今スクリーンに出ているのは公費派遣なのかボランティアなのかも分からない。
個人利用はしたことがないが今度してみたいという。

「要約筆記の利用」「要約筆記事業」「事業」「制度」「コミュニケーション支援」「コミュニケーション支援事業」「障害者自立支援法」とイロハから説明しないと分からない。

要約筆記者養成事業に関わるには相当な理解がないと無理なので役員や会員誰でもというわけにはいかない、派遣事業を充実させるのは難聴者協会しか出来ないと説明して、頭を切り替えるように話した。
協会が取り組むには、市町村の必須事業となっている法的根拠があり、役員、会員が日常生活の中で利用することから運動が始められるからだ。

無料で使える要約筆記者が欲しいとトップからファックスが。権利ではなく「カネ」の視点でみるトップをどうするか。

ラビット 記