2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

民主党の障害者施策を問うセミナー

現政権の障害者施策を問う障害者施策セミナーが開催される。 障害者も民主党の姿勢を疑い始めているのだ。生活破壊の消費税の増税にこだわる民主党、米軍基地の沖縄県内移設にこだわる民主党、ちっとも補償にならない農家の戸別補償施策にこだわる民主党、中…

民主党政権の障害者施策は?

新政権になって2年。総理大臣が替わって2ヶ月。しかし、社会保障や障害者施策を充実させようというメッセージが伝わってこない。障害者自立支援法に変わる総合福祉法を作ると時の厚生労働大臣が言いながら、もう1年だ。 確かに障害者制度改革推進本部が発足…

聴覚障害者向け放送の問題

聴覚障害者向け放送は、今もいろいろな問題を抱えたままだ。一つは、聴覚に障害がある人がテレビ放送にアクセスできないということだ。その数は1千万人に及ぶ。 現在のテレビの大半は地デジ化されたとは言え残りはアナログのままだ。このテレビは字幕放送は…

難聴者に「障害受容」は必要か?

今日の勉強会は、「自立」がテーマだった。中途失聴・難聴者向け手話講習会の位置づけを難聴者等が手話を学ぶことを通じて自立することを支援することとしたが、その「自立」とは何かということになった。その議論の中で、障害受容と自立は一緒、裏表とかの…

介護福祉士国家試験の「配慮申請書」提出

「身体に障害のある方等の受験上の配慮申請書」に「症状及び日常生活での状況等を出来るだけ詳しく記入して下さい(コミュニケーション手段や方法、身体の状況や筆記能力などをご記入下さい)」とある。「重度の感音性難聴。右耳に補聴器、左耳に人工内耳を…

秋深し、隣は何する人ぞ。 難聴者の社会福祉学習

勤務が終わると会議がなければ駅前のマクドナルドへ行く。閉店になるとスーパーのフリースペースに行く。今晩はドトールにした。 テキストを広げてノートを取るが、気が付けば右隣の人はTOEICの受験らしく英語の勉強。左二つ隣の人も厚いテキストを開い…

手話通訳者団体と社会福祉

支援費制度がスタートした2000年の2年後、2002年に手話通訳士協会は厚労省担当者を招いて、支援費の学習会を開いている。その時の厚労省の説明は、支援費制度だけでは聴覚障害を持つ支援費サービス利用者はコミュニケーションが出来ないとサービスが受けられ…

乳児期からの失聴が人格形成になぜ影響を与えるか(2)

本考察は、メモとしておく。【展開】 学童期は、図書館の本を借りまくって読んでいた。中学校の図書館には「言語生活」があり、ちまたの言葉のエピソードが載っていて、むさぼるように読んだ。漢字や熟語の読みは正しいとは言えない。記号のように視覚的シン…

乳児期からの失聴が人格形成になぜ影響を与えるか(1)

【命題】 乳幼児期から感音性難聴でしかも進行性で、親、家族、教師、学友の声が聞こえないまま学童期、青年期を過ごしてきた。 このことは、人格形成に大きな影響を与えるという。【推理】 なぜか。 人との会話は、相手との人間関係も含めて、豊かな内容を…

障害者の介護福祉士受験の「配慮」

熊本から帰宅すると、社会福祉振興・試験センターから封筒が届いていた。 ここは社会福祉士、介護福祉士、精神保険福祉士の国家試験を実施し、合格者の登録事務を行っている。試験の応募に障害上の配慮にチェックを入れて出したら、事前に問い合わせておかな…

中途失聴・難聴者就労問題メモ(2)

難聴者は、複合的な問題を抱えているので、各分野の専門家による連携した支援が必要だ。 アメリカの就労リハビリテーションシステム(VR)はそうした連携が出来ている。4.【難聴者・中途失聴者支援の専門家】 難聴と難聴者問題に精通した医療、福祉、教…

中途失聴・難聴者就労問題メモ(1)

難聴者として31年間の勤務の中で感じていることを記す。 体系的な施策としては提起する余裕がない。○就労問題のメモ 1.【全体的な問題把握について】 難聴者の就労支援は、当事者側の障害の受容やコミュニケーション方法の獲得、障害に対する意識の転換…

京都聴障児親の会、軽中度難聴児への助成を要望

軽中度難聴者・児に対する補聴器給付や日常生活用具は、BCSベターコミュニケーション研究会の岩渕秀喜理事長が次のような問題を指摘している。 ?「軽度障害者給付」もも・地域によっては ・聴覚障害者用日常生活用具は認めるが補聴器は無理。 ・補聴器はOK…

人工内耳をしている人のための音楽会

人工内耳をしている人のための音楽会が続けられてい る。音楽そのものの提供と人工内耳を装用することのフォローも含めた取り組みになっていることに着目したい。 つまり、聞く人の姿勢、演奏する側の姿勢、会場の雰囲気、その他が一体になって、音楽を「聴…

聴覚障害者の視覚能力が高い理由 よく考えたい。

聴覚が失われて他の感覚器官が代替え機能を発揮するということは分からないでもない。視覚だけでなく、触覚が鋭くなったり実感はある。2年前の国際難聴者会議の報告では、視覚が失われて、舌で視覚機能が第換えされるということだった。舌で、図形が認識出…

実質2万円台の地デジテレビ 我が家には?

12月からエコポイントが半分になるので地デジの駆け込み需要が高まりそう。西友のプレス発表資料で、船井電機グループ会社のDXアンテナ製の32インチの地デジテレビ「LVWー324」が発売されることが報じられた。 12月以前に買えば、2000ポイントのエ…

全要研討論集会第3分科会「要約筆記者の倫理綱領とは」

全難聴事務所から全要研討論集会の参加案内がきた。 http://www.normanet.ne.jp/~zenyoken/link-data/2010touron.pdf全要研討論集会の案内は9月号の全要研ニュースに挟み込まれていたようだが、会員以外の難聴者等には情報が行き渡っていなかったようだ。第…

腰椎保護ベルトと介護福祉? 

何年も前から腰椎を痛めているので、腰椎をサポートするベルトが欠かせない。この中山式ベルトはベルトが二重になっていて、縫製もしっかりしているので3年くらい使っている。 先日どうも腰の支える力がないなと思ったら中に縫い込まれていた塩ビの支持具が…

民放連「字幕付きCMの取り扱いに関する検討方針」

月刊ニューメディア編集長から、公表の許可を頂いたので紹介する。 ラビット 記※長い地下通路。 聴覚情報が入らない空間。怖い。ーーーーーーーーーーーー ●民放連・営業委員会が7月14日付けで出した「字幕付きCMの取り扱いに関する検討方針」を取材して…

ドナ・ソーキンさんの特別人工内耳セミナー

2年前国際難聴者会議で人工内耳の成人装用者に対するリハビリテーションについて発表したドナソーキンさんが昨年に続いて来日。今週16日、熊本で講演。人工内耳や補聴器による聴覚補償に関する最新情報が期待される。RT希望。 ラビット 記 ーーーーーーーー…

聴覚障害者用通信装置の更新

家族全員、聴覚障害者。ファックスは不可欠だが6年前に給付を受けた機械が紙を吐き出さなかったり真っ黒に出てきたりで、市役所に更新を申請した。市役所からようやく決定通知書が届いた。秋晴れの空の元、Y電気に行くと品切れだという。近くの店から取り寄…

1286828570**ウェブアクセシビリティセミナーの記録公開 

ウェブアクセシビリティ推進協会が2010年9月22日、「JIS X 8341-3:2010を活用したウェブアクセシビリティの普及を目指して」と題したセミナーを開催した記録が公開された。ウェブアクセシビリティセミナー 「JIS X 8341-3:2010を活用したウェブアクセシビリ…

要約筆記事業が地域生活支援事業である意味

要約筆記者派遣事業は「地域生活支援事業」で提供される(給付される)。 障害者自立支援法の地域生活支援事業メニューの一つのコミュニケーション支援事業である。社会福祉に関わる給付など多くの措置、決定が市町村で行われるようになっている。 例えば、…

オバマ大統領が新情報アクセシビリティ法に署名!

アメリカの友人から、ホットニュースが。オバマ大統領が難聴者や他の障害者の情報アクセスを保障する「2010年21世紀に向けたコミュニケーションとビデオ映像アクセシビリティ法」の署名したとある。>Today, President Obama signed a new law--the 21st Cent…

障害者自立支援機器の開発テーマの募集

厚生労働省から、障害者自立支援機器の開発テーマについて、募集の案内があった。・個人的に送られた開発アイディアについて、テクノエイド協会のホームページ掲載と、議論が出来る。 http://www.techno-needs.net/doc/manual.pdf ラビット 記※写真は新宿の…

介護福祉士受験書に要約筆記が。

ガイダンスで、過去問を解いて弱点を発見すると良いと言われたので、帰路書店で何冊か見ていたら、「中途失聴者」という言葉が目に飛び込んできた。あわててページを探すと聴覚障害者の介護の章で、「中途失聴者では、手話によるコミュニケーションは難しい…

同じ難聴者の受講生 難聴者の社会福祉の学習

来年の国家試験や修了後のガイダンスを受けていると、シルバーの補聴器をした男性がいた。実習が終わったかどうか講師が聞いた時、補聴器を着け直したりしていた。この3年間、補聴器をした受講生は東京会場では70を過ぎた高齢の男性しか見なかったので驚い…

最後のスクーリングで 難聴者の社会福祉学習

スクーリングは、社会福祉実習演習の科目だ。 介護の現場のケースについて、「介護の専門職として利用者に対応する」意見交換する。200人以上の講義で6人ずつのグループの意見交換が始まればワーンとなってしまう。手話通訳も聞きにくかっただろう。「利…

今日は最後のスクーリング 介護福祉専攻科

今日は、3年間通信教育で介護福祉専攻科で学んできた最後のスクーリング。家を出てから人工内耳を装着するのを忘れていたり、手話通訳の依頼はしてあるが受諾の返事があったか記憶があいまいだったり、はらはらする。スクーリングは講義の時もグループごと…

要約筆記者が社会福祉を学ぶ意義

難聴者が地域で暮らしている以上、地域の福祉の中で支援が受けられなくてはならない。地域福祉は社会福祉の重要な分野だ。社会福祉法は日本の地域福祉法と言われている。 「地域福祉」の言葉を最初に用いた法律であり、社会福祉法の目的に地域福祉の推進が盛…