通信販売の補聴器具の功罪

一般新聞だけでなく、ローカルな新聞や業界新聞などで補聴器具類の通信販売の広告を見ることがある。

広告料も安くはないので続けて掲載するからにはそれなりの受注数があるのだろう。

通販でこの種の機器を購入することは
1)難聴であることが恥ずかしいと思っている人には購入時に恥ずかしさを感じないで済む
2)しかし取りあえずは聞こえるかも知れない
自分の聞こえに正しく調整したりできない
3)修理や部品の補充に手間がかかる
4)より良い使い方などのフオローが得られない

これに対し難聴者との対応に優れた専門店による購入の場合は
1)聴力、難聴のタイプ、必要とする生活シーンに合わせた機器を選択出来る
合わない場合は無駄な出費をしないで済む
2)より効果的な使い方や他の商品の情報を得ることが出来る
3)修理の際の代替品を貸与出来る場合がある
消耗品や部品の入手が早い
4)聞こえの問題について、相談する糸口になることがある
5)顧客である他の難聴者を見聞したり、丁寧な店員の対応に接することで、自分の難聴に対する見方が変わるきっかけとなる

通販に頼らざるを得ないのは、身近に親身に相談にのってくれる場所がないからだ。
民生委員、ケアマネージャー、看護師の難聴に対する知識がないことも一因だ。

ラビット 記