テレビのテロップは「字幕」ではない

最近のテレビのニュースなどのテロップは話した言葉のままではなく、幾らか文章の処理はしている。

画面に収める字数制限が主な理由だろうが丁寧語がですます調になったり、間接語が省略されたりしている。

これは字体にエッジなどの工夫もしてあり、見易い。読み安い。

しかし、番組ディレクターやテロップ作成者は聴覚障害者への情報保障という観点がないので、常に付くとは限らない。
聞こえない人に分かりやすい制作を心がけてもらえるのか。
画面が混んでいても付けてくれるのか。

放送事業者は字幕放送ではないが情報保障になっているだろうから字幕放送にカウントして欲しいというのだ。
これが、「視聴覚障害者向け放送の普及行政の指針(案)」に対する放送事業者の要望だ。

字幕放送に近い機能はあるかも知れないが、字幕放送ではないから字幕放送にカウント出来ないだろう。
テロップ、字幕等でカウントすべきだ。

ラビット 記