人工内耳の聞こえ(4) 補聴器で補聴する



装用から4ヶ月に経って、人工内耳の聞き取りにはあと少しと聴力検査の時に感じた。
母音の違いは何とか分かるが、子音の違いを聞き分けるのが難しいからだ。
後もう少しで聞き取れるのに、補聴器と一緒に検査していたら前より聞こえていたのにと考えていた。

人工内耳と補聴器を使っている時は、補聴器で聞き取りながら人工内耳はとにかく付けているだけだ。人工内耳はピピーガガーと聞こえるだけで補聴器の聞き取りに邪魔だと思ってきた。

人工内耳でテレビを聞いても字幕があれば分かるが、字幕のないCMは分からない(早く字幕を付けて欲しい)。
人工内耳を使いながら、補聴器のボリュウムをちょっとあげてみた。すると、人工内耳が聞こえる。
人工内耳のアンテナを外すと補聴器だけでは音量が小さすぎて何を言っているか分からない。
アンテナを付けるとテレビの言葉がわかる。
なるほど。後少しだ。人工内耳は声の何かがちょっと加わると言葉が分かるのだ。

今までは、補聴器の聞こえを人工内耳で補おうとしていたが、逆に人工内耳の聞こえを補聴器で補うという逆転の発想だ。


まだ右耳が化膿しているので、補聴器が長時間付けられないが、勤務先ではボリュウムを最小限にしていよう。
月曜は異動して来た人に1日ガイダンスをする。


ラビット 記
写真は病院のチューリップ