デジタル放送移行の予測

GOOGLEのニュースによると、2011年の7月の地上波デジタル放送に移行時にアナログのテレビからデジタルテレビに変えるのは75%しかいないということだ。

聴覚障害者団体は、視聴覚障害者向け放送の充実や「目で聴くテレビ」の保障などについて、要望している。

先日、放送行政に関わる人から、アナログにしか対応してないアイドラゴンが今日まで製造され、それを市町村が給付してきたことに驚く、
総務省は2001年にデジタル放送に切り替えることを放送事業者、放送機器メーカーなどに周知してきた、今更デジタル対応でない機器の責任なんか取れないと言い放ったのにはこちらこそ驚き、怒りを禁じ得ない。

現在の放送が手話放送に全く対応していなく、緊急時の放送には字幕放送すらない状況で、聴覚障害者団体が自らの力で聞こえない人の命と安全を守るために手話と字幕を付けた放送をしてきたのだ。
阪神淡路大震災や多くの台風、茨城県原子力事故で命を失わったり、必要な情報もなく危険な状態にあったり、被害を受けたという事実をまともにみようとしない姿勢にはあきれるしかない。

緊急災害時の聴覚障害者の情報保障の実験事業には郵政省時代から当局の関係者が参加しており、通信法層機構、情報通新機構を通じてこの実験事業に助成をしてきたことはいったいなんだったのか。

地上デジタル放送に移行することでテレビが視聴できなくなる人々の問題を審議している情報通信審議会情報通信政策審議会は2月の審議会で、視覚障害者、ろう者、中途失聴・難聴者の立場でデジタル化移行の問題点を指摘したにも関わらず、その後発表された第5次中間答申で、経済的弱者への対応は盛り込んだが、情報弱者である視聴覚障害者のことについては一言もふれられていないのは、異常だ。

9月に発表されるという第6次中間報告には、これまでのアナログ放送でも視聴が出来なかった障害者、今まで視聴できていたのが出来なくなる視聴覚障害者に国の責任としてしっかりとした施策の提言を盛り込むべきだ。


ラビット 記
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デジタル放送に関するグーグルニュース
約75%がアナログ終了までに地デジに対応予定―地デジ定期リサーチ
インターネットコム
地上波のテレビ放送は、2011年7月24日までにアナログテレビ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行する。いったいどの程度の人々がデジタル放送に移行するのだろうか。 このレポートは、インターネットコムと goo リサーチによる「地上デジタルテレビ放送に関する定期 ...
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