人工内耳で正月の親戚の集まりで聞こえたこと

この正月に、実母と弟夫婦などと墓参したが、姪夫婦の赤ちゃんに初対面した。

「明けましておめでとう、これがK君かあ。」

「明けましておめでとうございます。Kです。」

「初めてだねえ。足が大きいね。」

「10センチか12センチあるかもぅ。」

「靴を買ってもすぐに小さくなっちゃうんだよね」

「でも、今は子供の身につけるものは安いんで助かっていますぅ。このお帽子も300円ですぅ。」

姪と姪の夫とは法事で1度会ったきりなので、話しかけても返事が聞こえるか懸念していた。晴れた昼下がりの墓地で静かだったのも幸いして、会話がリズム良く交わせた。

どうってことない会話だが、人工内耳と補聴器で聞こえるということが多くなっていることは確かだ。
墓参の後の会食の席でも、客が多かったが隣の弟とも言葉がラリーになった会話が出来た。定年近くのサラリーマンの処遇や非正規労働者の問題で、定年問題も視野に入った弟もいつになく弱気だったが。
人工内耳はアドロとビーム。補聴器は単独装用モード。


ラビット 記
写真は、墓地の紅梅。