障害者権利条約ノート:合理的配慮とユニバーサルデザインの理解(2)

河村氏から追加の説明をいただいた。

「そんなに無理しないでも実現可能な」
そうかあ。感じが分かるなあ。


ラビット 記

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「配慮(accommodation)」に「合理的(Reasonable)」であること、という条件をつけています。
つまり、不合理な配慮の要求もありうるということですね。
Reasonableという表現は"reasonably priced"という使い方をすると「手の届く値段の」という意味になりますので、reasonable accommodationは、「あまり無理をしないでも実現可能な配慮」というニュアンスだと思います。

ユニバーサルデザインが進むことによってちょっとした福祉機器をシステムに追加することで、一人一人のニーズを満たすことが配慮できるようになります。

特にITでは、オープンスタンダードとフリーのソフトを活用してローコストで対処できることが増えていきます。そうすると、昨日までとても手が届かなかったものが技術革新で簡単に提供できるようになって「合理的配慮」になります。そしてそれを提供しないのは差別になります。