5月9日の厚労大臣の緊急会見の字幕は?

今朝(2009年5月9日)8時30分から、国内で初めて日本人の新型インフルエンザ感染者が発生したことについて、厚生労働大臣の緊急会見がテレビであった。

いよいよかと固唾を飲んでテレビを見ていたが字幕が出ない。
TBSが生放送だったが字幕がない。NHKはニュースで録画だったがやはりなかった。
放送事業者も役所も、まるで社会に聞こえない人は存在しないかのようだ。
聴覚障害者施策を司る障害者福祉行政がインフルエンザかなと思ったら、病院に行かずに電話してくださいと文書を配布して、問題に気付かない。電話のことを指摘されても対応できない。

これでは、聞こえない人が新型インフルエンザに対する知識も危機感に乏しくてもやむをえない。

しかし、以前の東海村原子力事故と違って感染の恐れがある病気だ。間違った認識でいると感染がひろがりかねない。

ただでさえ聞こえない人は何かあれば電話するという習慣がない。まして病院は聞こえない人にはバリアーの高いところなので、日頃から行かないところだ。
難聴者協会の無料胃部エックス線検診をすると数百人も受けないののにかなりの割合で重篤な病気が発見されて驚くくらい、みな普通の検診にすら行かない。

大阪の高校生が感染したこと、三人ということも米国から帰国だったことも帰宅して夕刊でわかった。タイムラグは14時間だ。


放送バリアーフリーの問題は国民全体の安全の問題にも直結しているというのが今回の新型インフルエンザ「事件」の重要な本質ではないか。


ラビット 記

>あのあと日本テレビのウェークアップという最近いつも字幕がつく番組でマスゾエ大臣のコメント内容が一番早くわかったよ。この時間内はニュースもないので助かった。