介護概論のスクーリング 難聴者の社会福祉の学習

今期最初のスクーリングだった。

大妻女子大学の是枝祥子先生が講師だった。
これまでその場その場で経験で行われていた援助をその行為の理由を明確にし、その結果の評価をすることだという。
初めは何か理解できなかったけれども、介護が契約となり、介護サービスの利用者と家族にサービスの内容をきちんと記録して、目的と結果を具体的に示すものにしなければならないというあたりで、援助を専門的支援とすることだと理解し始めた。

利用者に関する情報を収集して、そのニーズ、必要なサービスを分析・検討し、サービス内容と注意点、結果の評価、次の課題と化する必要があるということだった。
明確化とはサービスに従事する人だけではなく、利用者と家族に分かるように文字で示すということ。

夕方になるとそわそわし始める認知症のおばあちゃんに介護職員が話しかけるというのは、長年家族の食事の用意をしてきたことや一人暮らしの息子のことを思っての行動と理解して、安心させるような言葉をかけることが出来るのが専門的支援だ。これを家族に説明するということだ。

もっと研究が必要だが、難聴者向け手話講習会は今後このような自立支援の視点が求められるのではないかと思った。自立生活センターで難聴者の指導にすでにこうした考えがある。


ラビット 記