難聴者が地デジを受信するには?

「今さら聞けない、地デジを受信する方法」をネットで見つけた。7月30日の記事だったが、地デジの利点の一つに文字放送が見られるとあるが、これは「字幕放送」の間違い。

難聴者協会の会員の地デジに対する関心は低くはないが、正しい知識はほとんどない。
テレビのCMも草薙剛地デジカが出ていても字幕もないので何を言っているのかわからず、総務省が開いている地域の説明会も磁気ループや要約筆記の情報保障がなければ行かない。

先週の日曜日に、難聴者協会が地デジの説明会を行った。総務省のパンフレットも説明用のパワーポイントも使わなかった。総務省が説明しようとしていることと、難聴者の会員が知りたいということには大きなずれがある。

最初に質問をして、説明会で知りたいことを聞いたら、今持っている文字放送デコーダーで字幕放送を見ているが地デジになっても見られるかというものだった。
地デジのテレビは1台あるがもう一台のアナログのテレビがどうやってみられるようになるかというものだった。

地デジテレビがあれば文字放送デコーダーがなくても見られること、アナログのテレビで地デジを見る場合、デジタルチューナーがあれば見られることを説明した。
デジタルチューナーのリモコンに字幕のボタンがあれば字幕放送が見られるということも説明したが、もっと回数を増やして説明する必要があると感じた。


ラビット 記