活躍した拡声機能付き受話器 聞こえのバリアフリー

勤務先の倉庫の整理をしていたら、古い拡声機能付き受話器が出てきた。

これを使っていたのはもう10年以上も前のことだ。
家庭用の電話には拡声機能のついた「シルバーホン」を補聴器のTコイルと一緒に使っていたが、勤務先の電話はビジネスホンで拡声機能があっても4倍くらいにしかならず補聴器でも聞こえない。

NTTに掛け合うとやっとビジネスホン用のシルバーホンを探してくれた。しばらくして勤務先の電話機システムが更新された後も、受話器だけ替えて使っていた。型が違うのでサイズが合わなかったが何とか使っていた。

その後、デジタル式の電話機システムになりこれが使えなくなってしまったが捨てるに忍びなくてしまっておいたのだ。

日本の難聴者の通信が保障されなかったレガシー(遺産)だ。今回は、新たな通信の保障の努力することを誓って写真に残して捨てることにした。


ラビット 記