聞こえるってどういうことかな?

聞こえると言うのは、会話の内容が理解できて、自分の意志に何らかの影響を与えるということで、単なる物理的に音が入るのとは違う。

音や言葉を聞いて、自分で考える、話す、行動するということにならなければ「聞こえる」ということにならない。

聞こえないからと言って、言葉をすべて文字化すれば事足りるわけではない。文字化は単なるモードの変換であって、意味を伝えているということにはならない。

受信能力を考えた発信が必要だが、また文字化すれば終わりではなく、聞こえない人がきちんと情報を受け取られているか確認して、必要な支援を考える必要がある。これが対人援助技術だ。

聴覚障害は、単なるコミュニケーションの障害ではなく、「関係性の障害」と言うのは、コミュニケーションはそれ単独で機能するわけではなく、自分と周囲の人、社会との関係を構築する元であり、目的だからだ。しかもそれは発展する関係性だ。


ラビット 記
最近、立ち飲み屋が増えた。どこも賑わっている。