両耳分離補聴による感音難聴者の聴取効果・・・

分離補聴というのがよく分からないが、一つの入力を分離補聴というのがよく分からないが、一つの入力を高い周波数の音と低い周波数に分けて左右で聞くことらしいが、それなら補聴器で低周波成分を、人工内耳で高周波成分を聞いているので、当てはまる。

片方だけで聞くよりは両方で聞くと、音が立体的に聞こえ、言葉も豊かな調子で聞こえる。


ラビット 記

通勤路上に見かけたフォルクスワーゲンの2110とい銘板の付いた車。KARMANNとあった。きれいなフォルムだ。

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両耳分離補聴による感音難聴者の明瞭度改善効果について
ホルマント周波数を考慮した2帯域分割を適応し軽中等度の高音漸傾型感音難聴者27名に40種類のVCV音節を用いた明瞭度試験を実施した。 ...
いずれも健聴者または少人数の難聴者を対象に行った実験で Dichotic 補聴処理を代表する2種類のパ ...

「 本論文を引用する際にご利用ください
: 高卓 輝, 高木 良明, 伊藤 元邦, 野口 栄冶, 片山 崇
: 両耳分離補聴による感音難聴者の明瞭度改善効果について
. AUDIOLOGY JAPAN 53: 120-128, 2010 .
doi:10.4295/audiology.53.120 JOI JST.JSTAGE/audiology/53.120」

http://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology/53/2/120/_pdf/-char/ja/
※URLは論文のPDFファイル。

要旨:感音性難聴で音声の明瞭度が低下する原因の一つに末梢聴覚における周波数・時間マスキングの影響の増大がある。これに対する補聴処理として,入力音声を周波数軸上で左右耳に分割して提示する両耳分離補聴方式が期待される。本研究では先行母音による後続子音へのマスキングに対する本補聴方式の有効性を検証することを目的に,先行母音のホルマント周波数を考慮した2帯域分割を適応し軽中等度の高音漸傾型感音難聴者27名に40種類のVCV 音節を用いた明瞭度試験を実施した。分割周波数および高域/低域成分の提示側条件を変えた場合の明瞭度の変化を分析した結果,以下のことが分かった。1)どの分割周波数条件においてもDichotic 補聴効果が認められる。しかしながら,各子音正答率の改善量は分割周波数による差が認められる。2)異聴傾向として,子音のみならず先行母音/u/,/i/,/e/も改善される。3)高域提示耳は,低域成分が提示される低域帯域の聴力レベルと高域成分が提示される高域帯域の聴力レベルを合計した聴力を,その相補的な帯域の聴力と比較し,より聴力の良い組み合わせを選択した場合に高い明瞭度改善効果が得られる。

別冊請求先: 〒981—8551
仙台市青葉区国見6丁目45—1
東北文化学園大学医療福祉学部
高卓輝