障害者実態調査とICFに関するメモ

厚生労働省が全国障害者・児実態調査を行う。

「平成23年度においては、制度の谷間のない「障害者総合福祉法(仮称)」の実施等の検討の基礎資料を得るため、障害児・者(これまでの法制度では支援の対象とならない者を含む。)の生活実態やニーズを把握することを目的とする全国在宅障害児・者実態調査(仮称)を実施することを予定しております。」
http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p100921-1.html

これは、「障害者制度改革の基本的な方向」の閣議決定に基づくものだ。

  • 障害者制度改革の推進のための基本的な方向について(平成22年6月29日閣議決定

* 障害者制度改革の推進のための基本的な方向について【概要】 [PDF:116KB]
* 障害者制度改革の推進のための基本的な方向について [PDF:241KB]

この調査票の案がパブリックコメントの募集になっている。
聴覚害者、難聴者の生活実態を把握できないと考えているが、他の障害者団体からも懸念の声が出ているようだ。

それは、障害者の障害が「社会モデル」としてみた場合、その「活動」や「参加」がどのように制限、制約されているのかを把握する必要があるのに、「心身機能、身体構造」からしか見ていない設問が多いからだ。

どのように、【参加】【活動】【心身機能・身体構造】を把握するかは「障害の定義」に関わる。


ラビット 記
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発表会:「生活機能」向上をめざして−ICFの保健・医療・介護・福祉・行政での活用− 
ICFをどう活用するか(第20回 RI世界会議-オスロ

社会委員会セミナーでの2つの報告から 佐藤久夫
 RIオスロ会議での社会委員会セミナー「社会リハビリテーションの概念と方法を再考する」ではICFに関して2つの報告がなされた。 そのポイントは次のとおりで,2つともICFをどう活用するかという問題意識でのものであった。
転載元 季刊誌「リハビリテーション研究」121号
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/icf/sato.html

ビギナーズガイド:
生活機能,障害,健康に関する共通言語にむけて:
ICF 国際生活機能分類
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/intl/un/080128_mita_icfbg/index.html

国際生活機能分類国際障害分類改訂版−」(日本語版)
厚生労働省ホームページ掲載について
平成14年8月5日
社会・援護局障害保健福祉部企画課
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html