難聴者が避難所で支援されるために。

災害対策本部の立派な看板が区役所玄関にガムテープで留めてあった。

難聴者友の会の設立5周年記念の会で、障害福祉課の課長が停電のお知らせをファックスで知らせているが停電になったら連絡できないので方策を考えなくてはならない、
社協のボランティアセンターの方が地域にいる難聴者に対する支援をどのようにしていくのか考えなくてはいけないと語っていた。

いかに難聴者に対する緊急時における支援施策が立てられていないか、やっと行政も社協も気が付いたのではないか。
しかし、東北地方では大震災が起きてしまったのだ。

聞こえない難聴者は避難所にいても何が起きたのか、どうなっているのかの情報を持っていないので不安が解消できていない。
しかし、周囲の状況から聞くのもはばかられる状況で聞けない。
補聴器をなくしてしまったり、電池がなくなっていれば聞いても分からない。

テレビには常時字幕を映しておくことが必要な理由だ。
避難所には情報提供は文字で掲示しておくことも同じだ。
避難している人に、難聴者には筆談が有効なことも案内してほしい。
トリアージの考え方を取り入れて、文字情報、筆談などが必要ない人に耳マークや緑のゼッケン、リボン、腕章を配布するのはどうだろうか。

福島原発がさらに危機的な状況になったら(今でも十分危険だが)どう対応するか。現地の人の理解しだいだ。

ラビット 記