勤労難聴者の心のケアも 人事異動と季節の変わり目で

子供のころは新学年や新学期を迎えるのが嫌でしょうがなかった。
おどけてみたり気が付かない振りしたり、逆に聞こえた振りをしたりして、難聴であることでいじめられることも少なくなったと思ったらまた新しいクラスで白い目で見られることに耐えなくてはならないからだった。

会社に入ってもう34年目、定年まで最後の1年で同じ気持ちになるとは思わなかった。疎外感を感じたのだ。
新人を迎えた職場で相対的に仕事の比重も難聴者のコミュニケーションは低くなる。

五月病は大学新入生や企業の新入社員の核種の心身の変調が現れることを指すが、難聴者にも環境の変化、経済状況の停滞、後退による職場の支援、理解の変化があり、ストレスの元になる。

職場のメンタルヘルスは難聴者にも必要だ。

ラビット 記