FM補聴システムには関係者の働きが・・

厚労省の告示により、重度難聴者にFMワイヤレス受信機、送信機などのセットが給付されることになっている。
このFMシステムは「新電波帯」を使う。
新電波帯とは、補聴器や補聴システム専用の電波帯のことだ。

聾学校などの教育オージオロジー関係者が当時の郵政省に補聴システム用の電波帯の割り当てを求める運動をして勝ち取ったものだ。
筑波大学佐和先生、筑波技短大大沼教授に加えて、国立特殊教育研究所、全難聴などが要望した。
短期間の運動で、障害者の情報コミュニケーションに使う電波帯が確保できたのは大きな成果だ。

当時の郵政省の報道資料を紹介する。
1/27付:電波を利用した補聴援助システムの技術的条件− 電気通信技術審議会から、ワイヤレス補聴器の技術的条件を答申 −
http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/283520/www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/denki/970127j602.html


これにより電波の出力が強化され、FM補聴器や補聴システムの聞こえが安定し、隣接した複数の同時使用でも混信しなくなった。

地デジ移行で空いた電波帯を障害者に使える周波数帯を要求したい。

ラビット 記

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