映画のデジタル上映と字幕表示

映画館のメルマガに来月から全館デジタル上映になり、邦画字幕版上映のあり方にも変化があるとあった。

字幕付きプリントの巡回上映ではなく、字幕データの配信により、いつでもどこでも字幕付き上映が出来るようになるということだろう。

字幕は全回に投影してほしい。字幕の付いた回だけしか見に行けないとか、字幕の見えるメガネをかけるというのは避けたい。
理由は、常に聞こえない人の映画を見ることを保障してほしいからだ。
道路には点字ブロックがあり、歩道と車道の段差をなくすブロックが全国どこでもある。視覚障害者や車いす利用者が1日に何人利用するとかに関わらず、そうなっている。黄色い点字ブロックは晴眼者でも知らず知らずのうち歩行の目安にしている。段差がないのはカートを引く人や高齢者にも助かっている。これがユニバーサルデザインだ。

日本映画の字幕は表示しても健聴者はすぐになれるはず。聞こえる人は字幕は自然と視界に入らなくなるのだ。テレビのニュースもバラエティも情報番組もテロップが多用されている。音声を聞くのとテロップの表示は問題がない。
2700万人の高齢難聴者以外にも片耳難聴者、一時的疾患者、風邪を引いている人など聞きにくい人は様々だ。映画の音響、映像により聞こえないこともある。

字幕表示グラスは見にくいのが一番の欠点だ。それにメガネや補聴器をしている人がさらにメガネようのものを耳にかけるのは違和感が大きい。

障害のある人にさらに負担になるようなことを課すのは「差別」になる。差別は意識していなくても良かれと思っていても差別になりうる。
当事者の立場になることが一番大切だ。

ラビット 記
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◆シネマシティ邦画字幕版NEWS 11/14日号◆
 11月は本数少なくてすみません。
 いよいよ12月初頭からシネマシティでも全館デジタル上映対応になります。邦画字幕版上映のあり方にも変化があると思います。近いうち皆様にご意見を伺わせていただくかも知れません。そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
 
『映画 怪物くん(2D)』 12/9(金)10(土)
アントキノイノチ』 12/10(土)11(日)12(月)
『friends もののけ島のナキ(2D)』 2012年1/6(金)7(土)
源氏物語 千年の謎』 2012年1/13(金)14(土)
 
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