ハイブリッドキャスト」は、総務省のデジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の拡充に関する研究会の中で、手話放送を実現する方策として紹介された。
日本の地デジ方式は、字幕放送のように手話放送を見る人がオンオフできないので、インターネットで手話放送を送信して元のテレビ画面と合成してみる方式だとして考えられた。

手話と字幕を通信衛星チャンネルを通じておくって、テレビ画面と合成してみる方式はCS障害者放送統一機構の「目で聞くテレビ」でもう10年の実績がある。

このNHKのハイブリッドキャストの開発については、これまでのところ難聴者に意見を求められたことはない。ほかの障害者にも聞いていないのではないか。
3Dテレビの発売前に、電波産業会ARIBで急きょ規格が作られた際にも意見を聞かれていない。

放送技術関係者は、当事者組織にアクセシビリティに関してニーズや課題を聞くという姿勢がないのだろう。

地デジの字幕放送にも解説放送もアクセシビリティユーザビリティが不十分なのも、地デジ規格を作った際に意見等を求めなかったからだ。


ラビット 記
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NHK、Hybridcast受信機を開発
ITmedia
Hybridcastは、放送と通信(IP伝送)の連携により、さまざ
まなサービスを目指す“NHKスマートテレビ”(→関連
記事)。
今回開発した受信機には次世代標準として策定が進められているHTML5ブラウザ機能を搭載し、通信との親和性を一層高めた。
例えば家族で大画面テレビを ...
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1205/10/news133.html