要約筆記事業の専門性。 あったあ、メガネが。

要約筆記者養成事業はなぜ都道府県事業なのか。
「専門性が高い」事業に従事する人の養成だからだ。
要約筆記に限らず、介護に関わる従事者や知的障害者精神障害者に対する相談支援事業なども同様となっている。
要約筆記者養成事業に関係する厚生労働省の通知文書等には「多様なニーズに応える」と表現されている。

要約筆記者派遣事業は都道府県事業がなぜ必要か。
一つは、市町村では派遣できないところが多いこと。必須事業なのに約4割の市町村で実施できていない。
もう一つの理由は裁判所など司法や医療、学術などの専門分野のニーズに応えるため。
これは、内容が高度であることと依頼が多くないので市町村では経験が蓄積しにくいためだ。
三つ目は、専門性に対応するため。
要約筆記者は、内容が高度なニーズに応えるだけではなく、対応の専門性、対人援助の専門性、連携の専門性、コーディネートの専門性が必要になる。
これは、要約筆記を利用する人の「多様なニーズ」に応えるためだ。

要約筆記者を必要とする人のニーズに応えるのに市町村と都道府県で専門性が必要なことは変わりはない。
市町村と都道府県で派遣事業はどのように区分するのがよいのか。区分は必要だろうか。

いつもの電車に乗って新宿駅に降りたら首に下げたメガネがないことに気が付いた。乗っていた車両に戻ってきょろきょろしていると乗客の一人がメガネなら網棚にと教えてくれた。
このメガネはついこないだ郵便局に置き忘れたのをおいてもらったものだ。それで忘れないように首から紐を掛けるようにしていたのだ。
満員電車で人の足にも踏まれず良かった。

ラビット 記