総選挙の告示日。

確かに政見放送に字幕はない、手話はない。
その情報保障は難聴者にとって参政権の問題で重要だ。

しかし、国の将来、国民の生活を決める選挙だ。
耳目を全開にして、一人の国民として、一人の有権者として、一人の地域市民として、一人の障害者として、政党、候補者に接して、欲しい。
情報はたくさんある。テレビやマスコミの登場頻度に惑わされずに、原発、TPP、消費税、安全保障、障害者施策など見比べて欲しい。
歴史の評価に耐えて、一貫して国民の立場に立ってきた政党があるはず。

総選挙の争点に障害者問題の影が薄い。
制度改革が当初多くの障害者の期待を裏切って、「予算の壁」で次々と後退してしまった。
障害者の基本的人権を守る施策を持っているかどうか、
障害者のための予算の確保の施策を持っているかどうか
、手話だけでない聞こえの保障を求める難聴者施策を持っているかどうかが試金石だ。

ラビット 記