京大の聴覚障害者のための字幕付与技術シンポジウム。

本日、京都大学聴覚障害者のための字幕付与技術シンポジウムが開催された。
総務省の字幕放送等の拡充施策の報告、韓国障害者差別禁止法と字幕放送の義務化の報告、テレビCMの字幕付与の取り組みの報告、講談の字幕付与の試み、京大公開講義録の字幕付与の報告があった。
写真は、京都大学で開発している音声認識ソフトJuliusによる自動字幕の様子。
事前原稿による辞書の作成があると認識率はかなり高くなるとのこと。
衆議院の委員会の字幕は京都大学のシステムによるものと言うが認識率は90%にもなる。
京都大学の公開講義録の字幕のデモも行われた。
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/
ノーベル賞受賞の山中伸弥教授の2010年のスピーチの例がデモで表示された。自動制作した字幕を手修正したもの。
字幕:日本語・日本語が京大システム
日本語(自動字幕)はGoogleの提供。

音声認識ソフトJuliusはフリー(無償)のオープンソース音声認識エンジンで様々なカスタマイズが可能。
公開しているパッケージはディクテーション用。一般的な丁寧な発生にしか対応していない。
http://Julius.sourceforge.jp/

ラビット 記