2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

要約筆記者の倫理綱領制定の議論の内容

NPO法人長野サマライズセンターのパソコン要約筆記 「要約筆記者の倫理網領」に最近、「(この倫理綱領は、日本手話通訳士協会の倫理綱領を参考にさせていただきました)」という一文が付け加えられた。 http://www.shiojiri.ne.jp/~fstep/rinriyoko.html日…

「権利擁護の要約筆記をめざして」 講義録

全難聴が8月5日、6日に行った要約筆記事業の研修の報告書が本日より頒布が始まった。 http://www.zennancho.or.jp/distribution/book.htmlこれは、障害者自立支援法で要約筆記者の派遣が法定事業化されたことから、その法定化された内容、背景、要約筆記…

青い字幕(3) 字幕キャスターとステノキャプショナー

NHKは、生放送の番組の字幕制作を音声認識技術を用いる方法と速記タイプ入力を用いる方法を併用したり使い分けている。 ニュースなどスタジオからは、アナウンサーの声をそのまま音声認識技術で字幕制作をしている。ニュース中の中継の音声などは速記タイ…

要約筆記で恥ずかしい思いをしたこと

先日、部下から、会議で前もって分かっていることをあれこれ意見を言わせるのは止めて欲しいと会議の進め方を批判された。これには伏線があって、一ヶ月前の会議の時に、「いろいろ意見や要望を出してもちっとも解決しないのではこれ以上意見を出せと言われ…

難聴者の社会の聞こえない音(8) 個室の会話

会社で、役職はないのに管理的な立場にあるので、1対1で話を聞くことが多くなった。部下の仕事等機密的な話は個室で聞くようになる。 個室なので聞き取りには良いが、正面に机を挟んで座るとちょっと距離が空いて聞き取りにくい。かと言ってすぐ隣に座っても…

高齢難聴者の問題とそのデータの在りか

70歳以上になると二人に一人は難聴になると言われているが、そのデータを探して、「耳科学ー難聴に挑む」(鈴木淳一、小林武夫著、中公新書1598)を読んだ。これには、高齢難聴者の問題が何回も指摘されている(P75、P92、P212)。 人間の聴力は、年齢ととも…

青い字幕(2) ステノキャプショナー

青い字幕の投稿をご覧になる方が非常に多かった。国会の速記者の養成が中止になることから、キャプショナーの検索が多くなり、それにヒットしたのかもしれない。ステノキャプショナーは、聞いた言葉をそのまま記録する技術を持つ人だ。裁判所や議会の発言を…