デジタル補聴器と電話

別の場所にある同僚のパソコンが起動しなくなり、システム担当者と電話で復旧方法を確認しながら苦闘した。
出先なので電話拡声器がなく、ほとんど聞こえず同僚に替わって聞いてもらったが隔靴掻痒だ。
デジタル補聴器にPHSをあてて聞くとこれが鮮明に聞こえる。相手に電話し直して明日の段取りを確認することができた。
PHSは携帯よりも声がきれいに聞こえるのでもう7年間も利用しているが、携帯電話はその強い電波のために、たいていの補聴器はガガーッ、ジーッという妨害音で聞こえなくなる。
難聴者は現代文明の利器からも遠ざけられていたのだ。
情報通信アクセス協議会やCIAJ情報通信ネットワーク産業協会が情報バリアフリーの取り組みを続けている。
携帯電話やIP電話も含めたアクセシビリティの確保を定めるJIS規格を審査中である。

ラビット 記