視覚・聴覚に障害を持つ人の放送バリアフリーシンポジウム

視覚障害者と聴覚障害者の放送バリアフリーシンポジウムが開催される。
視覚障害者と聴覚障害者が一緒に放送問題に取り組むのは久しぶりのことである。1990年代、専用放送局を作るためにそれぞれ活動を模索していた時期があった。
聴覚障害者専用放送局は、アメリカにカレイドスコープと言う独立局が出来たが、経営難でつぶれてしまった。


視覚・聴覚に障害のある人たちのための
放送バリアフリーシンポジウム2005 in TOKYO
〜デジタル時代の放送バリアフリー

総務省の「字幕放送普及の行政の指針」の目標まで、あと2年。字幕放送は増えましたが、生放送はほとんど実施されておらず、手話放送番組および視覚障害者のための解説放送番組は、ないに等しい状況です。一方でデジタル放送が普及しつつあり、テレビ放送のインターネット配信も始まろうとしています。このような現状の中で、視覚・聴覚障害者のアクセスは保障されているのでしょうか。
 
日時:10月29日(土)10時〜17時(終了後、交流会)
場所:学士会館都営三田線新宿線東京メトロ半蔵門線神保町駅すぐ)
〒101-8459 東京都千代田区神田錦町3-28 
TEL 03-3292-5936 FAX 03-3292-0882

連絡先 Fax 06(6242)6502
    Tel06(6242)6501
    info@media1.astem-co.co.jp

《プログラム》(予定)
10:00〜10:05 開会あいさつ  安藤豊喜(財団法人 全日本ろうあ連盟常任理事)
10:05〜10:35 問題提起 高田 英一(財団法人 全日本ろうあ連盟常任理事/特定非営利活動法人 CS障害者放送統一機構理事長)
笹川 吉彦(社会福祉法人 日本盲人会連合会長)
10:35〜11:30 講演 伊藤崇之(NHK放送技術研究所人間情報科学部部長)
テーマ「デジタル放送時代の情報バリアフリー技術」(仮)
11:30〜12:40 海外からの報告・映像上映(スペイン、韓国)
12:40〜13:40 昼食休憩
13:40〜16:40 シンポジウム 
コーディネーター 高岡 正(社団法人 全日本難聴者中途失聴者団体連合会理事長)
パネリスト
高田義久(総務省情報通信政策局情報通信利用促進課課長補佐) 
下川雅也(日本放送協会編成局編成計画統括担当部長)
池田慶介(テレビ朝日編成部、日本民間放送連盟字幕放送研究部会委員)
大嶋 雄三(特定非営利活動法人 CS障害者放送統一機構専務理事)
岩井 和彦(特定非営利活動法人 全国視覚障害者情報提供施設協会理事長)
山内 公平(特定非営利活動法人 全国聴覚障害者情報提供施設協議会理事長)
(海外ゲスト〜字幕放送番組:スペイン「テレシグノ」ろう者キャスター)
(海外ゲスト〜解説放送番組:韓国KBS番組制作者)
17:30〜19:30 交流会