中途失聴・難聴者の地域生活

障害者が地域社会で普通に暮らすことを支援する、地域生活支援事業が注目されている。
聴覚障害者、中途失聴・難聴者には地域生活といっても馴染みが薄い。
地域に理解が少ないことから、またコミュニケーションの障害であり、みずから地域との関わりを避けていたことがある。地域で身近に利用できるコミュニケーション支援事業がないこと、移動の障害は少ないので広域に行動ができることも一因だろう。

それでも、市内の商店街に働き掛けて耳マークの標示板をおいてもらったり、中途失聴・難聴向けコミュニケーション講座や手話講習会を開いているところもある。
行政が、職員研修で中途失聴・難聴者問題を学んで、市の全施設に筆談をしますという掲示をたてた例もある。市の大きなホールや会議