放送バリアフリーシンポジウムその3


051102_2158~001.jpg2007年に字幕放送普及の行政の指針が目標としていた年を迎える
この目標は字幕放送の普及に大きな役割を果たしたが対象番組から技術的制約があったとは言え生放送を除いたり、教育テレビや衛星放送はできるだけ多く字幕を付加すると数値目標が設定されていないことが問題だ
生放送と他の電波を使う放送にも数値目標が必要であるし、視覚障害者向け解説放送や知的障害者などに対する放送にもガイドラインが設定されなくてはならない
さらに、アナログ放送が地上波デジタル放送に変わる時なので、それにふさわしいガイドラインが必要である
デジタル放送は字幕放送が見られる機能が標準で受信機に付いているので、これまでのような普及の問題のひとつがクリアーされる
視覚障害者の解説放送は現行のようにステレオ放送の片チャンネルを使わずに独立した音声チャンネルをもつことができる
手話の着いた放送もデジタル放送ならオンデマンドで必要な時だけ出せる
字幕も子供向けや字数の少ないものとかが選べるようになる
問題は、官民はもとより、障害者を含めて集中的な取り組む体制をどう作るかだ