神奈川県議会に「パソコン要約筆記」

060225_1307〜001.jpg神奈川新聞2/24付けに、神奈川県議会にパソコン要約筆記と手話通訳が付いたと報じられていた。

http://www.kanalog.jp/news/local/entry_19119.html

県議会の質疑をパソコン要約筆記で見るときは、「要約」される。
記録である議事録と違うところだ。発言された内容を確認するのは議事録が発行されるのを待てばよい。
しかし、その場で内容を理解しようとしたら、そのまま入力は出来ないし、要約されなければ文字にならない。

難聴の議員が質疑を行う時、当局の答弁や議員の質問を正確に把握してから発言するなら、「発言のまま」入力が必要になるのだろうか。
そのためにはリアルタイムというわけにはいかない。入力された文字を発言者に確認しながら表示することになり、聴覚障害を持つ議員は質問するための時間が余計にかかってしまう。これでは、聴覚障害を持つ議員は公平に扱われないことになる。
特別に質問時間を延長するのか、それとも通訳としての要約筆記を見つつ質問をするのか。

話された言葉の「意味」を伝える「通訳」は非常に高度の専門性がある技術だ。

ラビット 記