補聴器普及に必要なこと(1)

補聴器は、補聴器工業会というメーカーの業界団体でも、普及委員会を設けて力を注いでいる。
補聴器の普及には、聞こえという障害に対する理解をもっと広めなければならない。
1)聞こえが落ちると、社会生活から取り残されること。
音や音声でコミュニケーションしている社会では、聞こえの障害は重い障害であることを理解してもらいたい。
厚生労働省の施策でも、コミュニケーション支援という事業は重点事業となっているのもそういう意味がある。

2)補聴器のみで、コミュニケーションが出来る場面は少ない。補聴援助システムで目的の音を明瞭にしたり、周囲を静かにするなどの聞くための環境整備をすすめることとゆっくり話すとか顔が見えるように話すとか、難聴者への適切な対応方法の普及の両方が必要だ。
聞こえの保障にも、ハードとソフトの両方があるということだ。

3)難聴者でも、要約筆記や手話通訳は大変有効である。聞こえの環境はその場で違うし、常に話す人がきちんと話してくれるとも限らず、聞こえにくい時は通訳を利用して、補い、そのことにより話題がつかめれば読話や聞き取りのキーになるからだ。聞き取れない時は通訳で理解することが出来るという環境は心理的にも落ち着く。
これは、先日の騒がしい懇親会で要約筆記を依頼して参加して、特に感じたことだ。

4)難聴という障害に、マイナスイメージをなくす。
核家族化しているだけに、高齢の祖父祖母との接触も少なくなっているので、難聴者に出会ったり、コミュニケーションする機会がない。
聞こえないことはどういう障害なのか、幼少時からの教育、啓発が重要だ。

ラビット

近所の酒屋に並んでいた沖縄の泡盛の各種。2730円と安くはない。彩色が南国らしいラベルだ。
泡もり 記