言葉にならない感動 絵画と要約筆記講習会修了式

070215_2054~001.jpg070215_2053~001.jpg知的障害を持つ子供たちが書いた絵だという。
エッフェル塔と東京タワーをモチーフにしたものだがどうしてこんなに自由な絵になるのかわからない。あのスマートなエッフェル塔の鉄骨は決して点描画にはならないし、あんなに太い鉄骨の塔には見えない。
特異な美的感覚が解き放たれたと説明文にはあるが、人間は誰しもこうした感覚や能力を持っているのだろう。
何かがそれを覆い隠してしまうのだ。

今日は要約筆記奉仕員養成講習会の修了式だった。最後の講習会は三つの事例をどう考えるか対応についてグループワークをしていた。
受講生たちは最後の最後まで通訳としてのあり方を学んでいた。
最後の修了式では障害者自立支援法で派遣される形が変わるが、自立した難聴者がしっかりとした要約筆記を求めていることは感じているのだろうか。皆緊張した面持ちだった。

講師陣の講評が厳しい。皆さんは自分に何が足りないのかわかっているはず、それを補うために、絶え間ない学習が必要。文章を書くのも良いし、日本語を鍛えるためにゲームだってよい、幅広い知識を吸収しなくてはならないとか、まるで新入社員への訓辞かと思って聞いていた。
皆さんに期待している。

ラビット 記