内耳多数電極端子挿入による聴覚補償  


いわゆる「人工内耳」は内耳の蝸牛に多数の電極を持つ電極端子を挿入して、聴神経の末端を刺激して、聴覚を与えるのが「蝸牛移植(コクレアインプラント)」だ。


人工内耳の適応になるかどうかの検査を受けた。
ひとつがMRIだ。磁気共鳴診断装置で、多数の身体内の画像が撮影できる。
初めて自分の三半器官と蝸牛を見た。言葉では何度となく口にし、図は限りなく目にしているが、初めて自分のを見た時には不思議な感動を覚えた。


「おおーっ、ここにいたのか、以外に小さいな」というようなことが頭に浮かんだ。


縮小された連続写真だから実際にはもっと大きいのだろう。


もうひとつの「覚醒ABR検査」の結果でドクターが有毛細胞があまり機能していないが、聴神経は大丈夫だという。
どうして大丈夫かと聞くと、形状からという。見ると確かに蝸牛に太い神経がついている。

「結構太い神経が来ているのに、この神経に聴覚信号が届いてないのか。これを何とかすれば良いのか」と考えていた。


検査の結果のいろいろなグラフや写真は見ても分からないが、その意味をもう少し聞いてみたい。



ラビット 記