参議院選挙と聴覚障害者(5)民主主義の育成


テレビの選挙報道は最後の当選者が出るまで、字幕放送が行われなかった。


結果は画面を見ていれば分かるが、何で自民党が大敗し民主党が地滑り的勝利を得たのか、今後の国会の運営はどうなるのか、党首の言葉からつかみたかった。
朝5時半になって、ニュース番組が各社から始まったが字幕放送はない。わずかに自民党片山参院幹事長の敗北の弁などがテロップになったのみだ。


このことは聴覚障害者の生活と政治に関する意識を減退させ、十分な政治的判断を与える情報がなかったこととあいまって、棄権やムード選挙に流れる危険を生む。


これは、国民と聴覚障害者の民主主義意識と主権者意識を醸成する上でもマイナスだ。


ラビット 記