難聴者の聞こえ 騒音下の聞こえ

難聴者は、騒音下の会話は難しい。

職場交流の一環のレクリエーションでボーリングに参加した。

54レーンあるボーリング場はボールの落ちる音、ピンの倒れる音、歓声でいっぱいだ。
耳にそれらが突き刺さる。

こうしたところではみな表情や手振りを交えて、会話を補っている。

「あっ、惜しい」、「やった!」、「もうちょっと左」、「えへへ」、「すごい!やったね」


終了後の表彰会はちょっと狭い部屋に数十人が入って、賞が発表される度に歓声があがるがもちろん聞き取れない。


出されたものをぱくついていたら、皆がこちらを見る。ちょうど第20位賞で名前を呼ばれて分からなかったのだ。


この日は、社内でも聞き違いがあって、コミュニケーションの断絶の一日だった。
それでボールがいつもより重く感じたので、アベ130にとどまったとしておこう。


ラビット 記