安倍退陣?!聴覚障害者はまたも政治的棄民には許されない 


安倍総理が政権を放り出した。参議院選挙であれだけ明確な民意が示されたのに続投し、アメリカから継続を求められたテロ特措法を継続させるために、辞任するとは誰のために政治を行ってきたのか一目瞭然だ。

しかし、こうした政治の激変時にまたしても聴覚障害者は見捨てられた。
テレビのニュース番組は一様に深夜まで放送時間を延長していたが、字幕放送はない。

各局の生放送の字幕制作が特別な入力方式によって行われているために、入力者の養成が間に合わないためだ。

音声をそのまま字幕にする方式は音声認識技術やスピードワープロ、はやとくんの速記方式があるが元々が後で読むための記録のための技術だ。

その場の情報保障としては、限界があるがここではそれ以上は言わない。


しかし、聴覚障害者が政治的報道に接することが出来ないのは、参政権に関わる問題だ。
重要な報道だからこそテレビ局は特番を組んで放送している。数百万人単位でその報道に接することが出来ない意味を放送事業者は考えるべきだ。


新しい視聴覚障害者向け番組の普及行政の指針は生放送も対象になることが示されている。
あれこれ理由があるならば、それを示しどのように解決すべきか当事者団体、関係機関と協議すべきではないのか。


ラビット 記