テレビの字幕の見やすさ

今朝の日本テレビに舛添厚生労働大臣が生出演して、年金の国庫負担のあり方の議論に加わっていた。

民主党の法案が土台になった議論かもしれないが、今後数年間は国会での審議が国民に注目されるところだ。

国会の審議の中継や政治討論番組に字幕や手話をつけて放送するのは聴覚障害者の参政権のために必要だ。


日本テレビの生放送の字幕は見にくい。画面の上に半透明のバックに白い字幕であること、2行しかないため字幕の表示時間が短すぎること、画面の情報と字幕がダブルことが理由だ。


これらの問題が地上デジタル放送になれば解決するのか?
というとそうではない。携帯のワンセグのように画面の外に字幕を映すことは地デジテレビの規格にないので出来ない。

現在のデジタル放送の字幕放送はデータ放送としては放送されていないとのことだ。このことは理解できていないが、データ放送になればもっと使い勝手が良くなるのだろうか。


現在のデジタル放送の規格は障害者、利用者を含めて出来たものではない。
良心的な技術者が放送アクセシビリティに配慮してもらったとしても、最後はコストがかかりすぎるという理由で退けられたのではないか。

合理的配慮が資本の論理に対置されるべきだが障害者当事者だけが主張出来る。なぜなら、生きている多数の人を代弁するからだ。


ラビット 記