難聴者協会の活動の転換


協会の各部の活動報告を聞いているといろいろなことが考えさせられる。


普段は普通の難聴の青年、おばさん(一般名称です。念のため)が難聴者協会の会議ではおっと思うようなしっかりとした意見や提案を聞き、驚く。


就任してまだ2年目の部長が積極的に意見を出すようになった。
長く手話講習会の担当をしている部長の代理で個人的意見だがと言って、受講生が減少しているのは協会の会員にも影響がある、各自治体に積極的にPRを要請すべきとか、

コミュニケーション力を向上させるためのワークショップや高齢難聴者対象の携帯電話講座がどちらも大好評だとか。


携帯講座はメーカー3社が直接説明してくれたので難聴者のニーズも伝えられただろう。
ワークショップは自己尊重(セルフエスティーム)や調和(アサーション)がキーワードだったということだ。


皆、要約筆記や磁気ループを利用する中でコミュニケーションが出来るようになっていく。元々彼等が持っていた力が発揮されている。

これは立派な自立支援だ。

要約筆記が個人であろうと集団の場であろうと、自立のためのコミュニケーション支援だ。
これを特定の団体に対する支援はしないとしてサービスを拒否することは難聴者が自立を目指す集団の活動自体を否定することで本末転倒だ。


本日都議会に陳情書を提出することにした。