場違いな質問は講師にも要約筆記者にも失礼です


昨日は、名古屋から来た要約筆記者のの講演で、講演の趣旨とは違う質問をした人が二人もいた。


障害者スポーツに熱中していた車椅子の彼女が、難聴の女性に出会ったことから、手話通訳と要約筆記者として活動するようになった話、ダイビングに挑戦し海外では車椅子の彼女が普通に扱われるが、日本では間違った理解から食事に行ってもどの席が良いか聞かれずに車椅子のままの席に案内されたり、ミュージカルの高い席買ったのに車椅子優先席に案内されたりした経験談は、私たちに「障害」とは何か、自立とは何かを考えさせてくれるとても良い話だった。


しかし、質問した二人は何を考えたのか「二人書きをどう思うか」と聞いたのだ。これは昨夜から十分寝ないで準備した彼女に失礼だ。
この質問で皆が感じていた感動を一挙に覚めさせてしまったことを悪びれずにもいるのでは、要約筆記を語る資格はない。


プラネタリウムに字幕を付ける活動の紹介では、難聴者とともに生きるという高い思想を実践してきた「まごのて」と彼女の活動が私たちの自立、共生社会を支えていると名古屋の難聴者がうらやましく思ったことだ。



私が要約筆記のスクリーンから感じた感動を彼女たちは普段から利用している手話通訳と読話で感じなかったのだろうか。
アメリカの障害者リーダー研修事業の「ダスキン」を書かずに「とある」と書いたことが「突然聞こえなくなった人の情報保障にならない」のだろうか。

講演から感動を感じられなかったから、全く関係ない「二人書き」を質問出来るのだろう。
要約筆記の情報量以前の問題だ。


彼女の初めて聞く話をループを使えない私が要約筆記と読話で感じた感動は要約筆記の有効性を示している。


手話の分からない人のために今の要約筆記をおかしいと「代弁」するのではなく、その人たちにコミュニケーションとは何か、要約筆記とは何かを考えるように話した方が良いと思う。


ただね、グルメだのミュージカルだの高い趣味に気が合うとは言え、あまり誘わないでね。


ラビット 記

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ad[es]が気になっています。この前の病室のようにパソコンのない環境では困ったことになるので、乗り換える気になっています。
パピヨンの携帯キーボードですが利用感想レポートがありました。
http://www.wmstyle.jp/archives/2007/03/05_030707.php

を見ると便利そうです。新幹線の中で打てそう。
ヨドバシで見ると、難聴者の生活にものっていましたが4980円です。
楽天で見ると3850円のもありますが送料が1050円別にかかります。
http://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc?sv=2&v=2&e=0&s=6&oid=000&sitem=FILCO+Papillon+%A5%D1%A5%D4%A5%E8%A5%F3+FKB66PU+&f=A&nitem=&g=0&min=&max=&p=0


ところが携帯キーボードではなく、普通のUSBキーボードをつないだ人がいました。
なんだー、USBホストケーブルと会社にいっぱい余っているキーボードで使えそうです。
もしかしたら今のWX310Kでもできるのかしら。やってみよう。

もう一つのキーボードはブルーツースで通信する携帯キーボードです。
http://www.reudo.co.jp/rboardk/rbk-2000bt2.html


これは[es]はブルーツース機能がないのでアダプターを付ける必要があり
ます。
http://www.ibsjapan.co.jp/Catalog/WiFi/Bluetooth/IMUB-01.html


接続する方法のレポートもありました。
http://mobaio.cocolog-nifty.com/pickup/2007/09/wzero3_ades_blu_4c62.html


ブラウザの遅いのは気になりますが、NetFrontは早いらしい。