人工内耳はどう?聞こえる?



人工内耳をしてから、3ヶ月過ぎた。

人工内耳の装用レポートをしたいが今は一進一退という状態だ。
会社でも、聞こえない人の集まりでも「どう?聞こえる?」と聞かれる。

「物音や高い声は聞こえるが人の話はまだ分かりません」。
実際に人工内耳装着後のようなあれも聞こえる、これも聞こえるというようなことはない。
夜道で道路の反対側を歩いている女性の靴音が随分と遠ざかるまで聞こえていたが、目の前の人と会話しているのはまだまだ分からない。

ただ、補聴器と人工内耳を磁気ループで聞く時は明瞭に聞こえるのが救いだ。


左耳に補聴器を使い始めた家内がそのデジタル補聴器が突然聞こえなくなることが二回も続いたので、アナログ補聴器に交換した。
昨夜は左の補聴器だけで明瞭ではないが何とか会話が出来る、テレビも良く聞こえるという。
人工内耳をしていろいろ聞こえるようになった体験を今しているようだ。
こちらは進展がないので何とも言えない。

今は、人工内耳で言葉が分かるように聞こえるわけではないので、精神的に不安定だ。これをどのようにコントロールするか、自分でいろいろ考える。

人工内耳はとにかく意識的に聞く体験を重ねて、定期的にマップを調整することが必要だ考えて訓練するしかない。

医師もSTも6ヶ月はかかると言うのでまだ待つしかないのだろうか。
6ヶ月後というと、カナダのバンクーバーで開かれる国際難聴者会議のちょうど1ヶ月前になる。
ドナ・ソーキンさんの成人のための人工内耳リハビリテーションについてのワークショップがあるので楽しみにしている。


ラビット 記