東京都の恐るべき無理解 要約筆記派遣



東京都は、要約筆記者の派遣事業を縮小、撤退させようとしているが、驚くべき無理解がある。

難聴者協会は、毎年福祉局などの予算要求を当該課と交渉しているが、なんとグループ派遣の要約筆記を「政治的活動にあたるので都の要約筆記者派遣に該当しない、返金せよ」と言って来たことが判明。

私たち障害者の都の施策に対する要望は生活、生命にも密着したものだ。要望することは都民の権利でもある。立派な市民の政治活動である。

東京都が履き違えているのは特定の政党の政治的活動と市民の政治活動を混同している。

今は、衆議院参議院に傍聴を希望すれば議会の負担で要約筆記者が派遣される。政治的参加の保障のためだ。

こんな理不尽なことがまかり通ったら。障害者の要求する権利すら認められなくなる。


ラビット 記
東京聴覚障害者地域代表者会議