テレビの字幕と広告スポンサー 



昨日はテレビでハリーポッターの映画をやっていた。

テレビにはもちろん字幕が付いていて、前に見たのを思い出して、手に汗を握ってしまった。まだ若い頃のハリーがかわいい。

番組のCMは自動車から食品、トイレタリー、化粧品会社などビッグネームばかりだが、みな字幕がない。

聞こえない人はテレビに字幕があるのが普通の感覚になっている。番組の途中でCMになるとプツンと音が切れたみたいで、テレビを見る集中力、注意が途切れてしまう。


1997年に放送法が改正され、字幕放送普及行政の指針が出た時に、私たちは「字幕放送普及ハガキ大作戦」と称して、テレビ番組のスポンサーに字幕放送を付けてもらうために、ハガキを出す運動を展開した。

テレビを見ていて、字幕がないとCMの商品やサービスをを会社に字幕を付けてほしいとハガキを出したのだ。
どこに出すのかというと、商品にはたいてい消費者相談室とかの連絡先が書いてあるのでそこに出すのだ。
製品に関心を持ってくれてありがとうとお礼を言ってくれる企業もあれば、テレビ局の問題と言ってくる企業、検討しますとか、いろいろな反響があった。


スポンサーの集まりの広告主協会とCMを作る広告業協会にも出向いて、字幕放送の普及の要望書を出して理解を求めた。
それぞれの理事会で承認され加盟企業に送られている。

こうした運動を字幕を制作し放送していた文字放送会社には特に相談していなかったが怒られてしまった。
スポンサーの力は絶対だったのだ。

CMか、今朝の新聞に公共広告機構の全面広告が載っていたなあ。


ラビット 記