地上デジタル放送移行とデジタル・デバイド

テレビの生放送の字幕放送の字幕はニュースやバラエティなどのテロップと重なることが多い。

NHKのニュースは下の2行に位置が固定されているので、どうしてもテロップが重なる。最上部は臨時ニュースや地震情報などが表示されるので下にしてある。

この字幕が画面の外に表示されれば、字幕は重ならない。
地上デジタル放送に移行すれば可能になると言われているが、放送事業者やテレビメーカーにこのニーズが認識されているかは分からない。
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/7040157.html


2003年に地上デジタル放送が開始されて5年。完全移行まであと2年。ほぼ2年しかない。今朝の新聞に、地デジ移行は一斉移行すると報じられていた。全国一斉に変更すると対応に混乱が予想されるとのことだ。

聴覚障害者向けの補完放送として機能している「目で聴くテレビ」もデジタル化で機能しなくなる。
このことはすでに、2月29日の情報通信審議会情報通信政策部会地上デジタル放送移行に関する検討会」で全日本ろうあ連盟西滝理事らが報告している。
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/7054448.html

デジタル放送移行で新たなデジタル・デバイドの出現は洒落にもならない。

政府の積極的対応が求められる。


ラビット 記