補聴器併用の人工内耳のリハビリテーションは?     


人工内耳の音入れから四ヶ月半が経過したが、補聴器と人工内耳の両耳装用はどのようにトレーニングすれば良いのか分からないので動揺しがちだ。

人工内耳だけを装用を始めた場合は何も聞こえない状態から、聞き始める。
しかし、片方の耳で補聴器を聞いている難聴者は反対側に人工内耳からの音を聞くことになる。

人工内耳の音はピピージジーと聞こえ、補聴器の聞き取りには耳ざわりなものだ。これは補聴器装用者には初めての経験で、どう乗り越えるか頭を悩ませることになる。

補聴器でどのくらい聞き取れているのかにもよるだろうが、人工内耳装用の2ヶ月後半から4ヶ月過ぎにこうした状況になった。


昨年の夏に人工内耳の装用をしたばかりの女子高校生との話を思い出した。
その時補聴器と人工内耳をしていたので話しかけてみた。自分より重度難聴だった弟が人工内耳で自分より聞こえるようになったのを見て、自分も人工内耳をすることにしたのだった。

そう言えば、その時、補聴器と人工内耳の両耳装用の感想を聞いてみたが「うーん」と言っていたのを思い出した。

こんな若い女性が両耳装用に踏み切っているならと随分刺激を受けたことは確かだ。


今後、補聴器を使っている難聴者がより良い聞えを求めて人工内耳を装用を決断する人は増えるだろう。
今後両耳装用へどう移行する(アップグレードと呼びたい)か、どういう考えで臨むべきかを整理しておく必要がある。
それには、先行装用者からのレポートが貴重なデータになる。
医師に積極的に提供したい。


ラビット 記